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〝自分ちなみ〟の春の帯で (2026/04/07 )
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クロワッサン誌連載「着物の時間」卒業のお知らせ 2026/04/11
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この度、2017年より約9年半担当して来たマガジンハウス「クロワッサン」誌の連載コラム「着物の時間」を卒業することになりました。
‥‥と書くとまるでアイドルグループの〝卒業〟のようでこそばゆいのですが、なかなか他に書きようがないことをご理解ください。
作家、医師、料理研究家、美容家、建築家、俳優、美術史家、伝統芸能に携わる方々、和菓子舗主人、プロデューサー、写真家、染織作家‥‥9年半、本当に多岐にわたる分野の皆さんに着物との関わりやコーディネイトへのこだわりを伺い、記事へとまとめて来ました。思い出は尽きないのですが、ここで筆を擱くことになります。
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今回の卒業は、クビになった訳ではなく、私から申し出たことです。
大好きな着物に関するお仕事とは言え、月に一度、必ず取材と原稿書きが入ることは、人生のかなりの時間と労力をこの連載に振り向けることになります。
私ももう若くはなく、また、2年前に受けた子宮体がんの手術によって、以前とは根本的に体質が変わってしまったことも実感しています。
これ以上〝誰かの言葉〟を書くことに大きな労力を使うのではなく、〝自分の言葉〟を発信することに、仕事の軸を変えていきたい。
手術の少し後ほどから、漠然とそのような考えが浮かぶようになりました。
けれど、カメラの青木さん、ヘアメイクの高松さん、そして着付けの奥泉さんと組んで来たスタッフチームがあまりに和気藹々と楽しく、そして出来上がったページのクオリティも高く、つまりは居心地が良過ぎてなかなか決心することが出来なかったのです。まるで高校の部活のようで。
それでも、どこかで決断しない限り、次の段階へ進むことは出来ません。
今がその時だと思うきっかけもあり、辞退の旨を右田編集長に申し出ました。温かいご理解を頂いたことを、深く深く感謝申し上げます。
振り返れば、9年半の間に担当編集さんにはかなりの入れ替わりがあり、右田さんはこのチームの2代目担当でした。
スタッフチームが部活の部員なら、編集者は顧問の役割でしょうか。それぞれ個性的な歴代編集者さんたちがきっちりと段取ってくださってこその、和気藹々の仕事。お弁当も毎回美味しかった!(スタッフを大切に考えてくださっていると感じるバロメーターです)本当に思い出は尽きません。
写真は、送別会に当たって、皆さんにお贈りした餞別のクッキー。地元吉祥寺の「GRANNY」さんにアイシングしてもらいました。
もちろん、これからも「着物の時間」は続いていきます。私も今後は一読者として楽しみに拝読したいと思っています。どうぞ皆様変わらず「着物の時間」をご高覧ください。
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今、私は、長く温めて来た或る企画について調査を開始しています。この調査には数年がかける予定で、上手くまとまるかどうか未知数の部分も多いのですが、とにかく〝動き出し〟ました。
それ以外にも、複数の文章作品の作品作りも進めています。お目にかけるにはもう少し時間がかかると思いますが、どうかお待ち頂けたら嬉しく存じます。
冬の間に力を蓄え、やがて一気に芽吹き出す草木を見習い、私も新しい緑の葉を開くことが出来るように。なけなしの力を尽くしていきたいと思います。
〝自分ちなみ〟の春の帯で 2026/04/07
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先週は中野沼袋の「シルクラブ」で開催されていた「道明展」へ。
「もう日本に四季はない。二季だ」などと言われるこの頃。きものの世界でも、本来は六月に着るものだった単衣を五月から着るのは当たり前となり、今では四月から着ることさえ市民権を得つつある。そんな中、袷でも薄手の大島は使い勝手が良いと思う。
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‥‥という訳で、この日は白地の大島を択んだ。実は亀甲柄はあまり好みの模様ではないのだけれど、こういう細かい柄行きならキリリとして気に入っている。
帯は、以前にもご紹介したことのある「白い象と摩耶夫人と花々」柄の大洋居の名古屋帯を。
お釈迦様のお母様、摩耶夫人が白い象の夢を見た日、四月八日にお釈迦様が生まれた‥‥という伝説にちなむもの。インドには桜はないはずだけれど、日本ではちょうど桜の季節に当たるということで、おそらく桜と思われる花もお太鼓にこっそり描かれている。
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「美しいキモノ」の仕事で青梅の白木屋呉服店さんを取材した時、この帯を見つけた。
私の誕生日はお釈迦様の誕生日と同じ四月八日。どうしてもほしいと思い、コレクター気質の店主、根岸さんはあまり売りたくはなさそうなところをお願いして売ってもらった。
おかげでその仕事のギャラは吹き飛んでしまった、どころか赤字になってしまったのだけれど、自分にちなむ帯、自分を象徴する帯を手に入れられたのだから満足。これからも毎年雛祭りが過ぎた頃から締めていこうと思う。
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この日は、会場で、一点ものバッグブランド「花傳」オーナーの観世あすかさんや、ご友人のHさん、お嬢さんとお会い出来た。あすかさんとHさんは浦野の帯を締めていらして眼福。そして、シルクラブの素晴らしいお庭!
「道明」の名物店員徳澤さんの講演、道明の帯締めと組み合わせて展示された京都「野口」の素晴らしい反物の数々、そして道明先生や店主の西村花子さんともお話し出来た、何とも楽しい春の午後のひと時。