西端真矢

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お花とお茶の週末(きものコーディネイト付き) 2018/07/02



日々かなりの頻度できもので出かけているのですが、最近はなかなかブログに上げる時間がなく‥久し振りのきものコーデ付き日記です。
昨日、日曜日は、お花の展覧会とお茶の稽古にきもので出かけました。
まず、神楽坂の古民家ギャラリー「アユミギャラリー」で開かれている華道「相阿弥流」の社中展へ。大学時代の同級生が出瓶しているため拝見に伺いました。
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↑こちらがその同級生、小嶋慶樹くんの作品。紫陽花の花を360度どこから見ても形になるよう生けています。全部で十二色の紫陽花の色を楽しめ、また、西洋のフラワーアレンジメントとは違い、枝に長短を付けている=つまり、でこぼこがあること、また、全体に非シンメトリーに角度を取っていることが特徴となっています。私は面を埋め尽くすような西洋の生け方はとてもつまらないなと思って苦手なのですが、このように、日本の生け花の感覚を生かした生け方は大変素敵だなと感じました。同級生が良い花を生けているのを見ると、私もまたお花を頑張らねば‥と大変刺激になります。

相阿弥流は、室町時代に足利義政に使えた同朋衆・相阿弥を流祖とする由緒ある流派。他の皆様も、立花の伝統を踏まえつつ現代感覚のあるお花を生けておられ、やはり大変刺激を受けました。こうやってお花を拝見していると、自分は生け花がとても好きなのだということをしみじみと実感します↓
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また、同じ敷地内にある「アユミギャラリーCAVE」では、家元である横地光先生の絵画+花の個展も同時開催されています。
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先生は横地画抱の名を持つ画家でもあられ、最新作が並んでいました。以前拝見した時には具象的な絵も多かったように記憶していますが、今回はすべて抽象画。様々なイメージが喚起される素晴らしいものでした。花との調和も楽しめるのが、先生ならでは。2枚目の写真の花器に使っているのは、旧家に所蔵されていた食籠とのこと。同朋衆の魔法で、蓋を開けたら花がすっくと出てきたようで‥面白い使い方ですね。

こちらが横地先生です↓
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相阿弥流花展+横地先生の個展は、明後日4日までの開催です。神楽坂方面にお出かけの際はぜひお運びください。

          *

ところで、この日の私のきものは、ベージュの絽の蛍ぼかし文様の小紋に、黒字の花火の柄の染め帯。小嶋くんの作品と一緒に撮って頂きました↓
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帯周りの寄りも‥と思ったら、久し振りのせいでしょうか、ぶれぶれに‥。帯揚げには玉子色を入れているのですが、写っていないし‥次の機会にはもっとしっかり自撮りを頑張りますっ。
そして、お茶のお稽古へ。
七月は毎年恒例の冷水立ての稽古。「雅柳園」の「涼夏」を氷水で点てて頂き、何しろ暑い一日だったので大変美味しく頂いたのですが‥この稽古では茶巾を千鳥の形に折る、という不器用人間には難関が待っておりまして、去年も習ったのにすっかり忘れており、先生と並んで一同稽古。しかし何と言っても私の千鳥が最も不格好で皆さんの笑いを誘うのでした。いいんです、子どもの頃から慣れていますから。
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↑点前が終わった時の状態が、こちら。ガラスの水指に、最後、自分の扇子を広げて退出します。このために撫子の扇子を用意して‥なんてことが楽しいのです。
今年の夏はきもので外出の予定も盛りだくさん。なるべくブログでご紹介出来るよう努めたいと思います。


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