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珍しい、蝶の文様の浴衣でお出かけ 2012/07/26
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夏!浴衣の季節です!
先日、浴衣で夜のお食事会に出かけた日のコーディネートをご紹介します。
*この浴衣は、家族ぐるみで子どもの頃からおつき合いをしている作曲家の三宅榛名さんから頂いたもの。榛名おば様のお母様は画家で、一生着物で暮らされた方。その方の遺品なのです。とても背の小さな方だったということで、チビの私の出番です!
*その浴衣が上の写真。さすがに画家だった方だけあって、珍しい、素敵な柄行きです。白地に大きく飛んだ蝶。古典的でありながらモダンな柄ですよね♪
たとうには「藤井」という屋号がありました。三宅家のお着物・浴衣は全部ここであつらえていたそうで、日本橋だったかの有名な呉服店だとのこと。その店の反物ということですね。
*帯は、博多の半幅。古典的な献上柄です。
柄の大きな、華やかさのある浴衣なので、帯もはっきりとした色にして強さを持たせ、力のバランスを取るようにしてみました。この取り合わせはなかなか気に入っています。
*結び方は、カルタ。文庫のようなかわいらしい結び方は年齢にそぐわないので、もっぱらシンプルなカルタで締めています。(ちょっと大きく結び過ぎているので反省ですが…)
写真でお分かり頂けるように、おはしょりがとても少ない!
本当に小振りの浴衣で、身長152センチの私でもほぼ対丈なのです。それを着つけマジックで無理やりおはしょりを取って着ていますが、今回、帰宅後すぐに洗ったので縮んでいるかも知れません(浴衣は縮むのが普通なので)。次回は対丈で着るのもありかなと思っています。
*この日は、赤坂見附の韓国料理屋さんでお食事会。このブログのために裏道に出て、連れの方に写真を撮ってもらっていたら、偶然、瀬戸内寂聴先生に出会いました。私が浴衣を着ていたせいでしょうか、にこにこ微笑んで下さって、何か御利益あるといいナ~。
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福島直後の東京をつづった散文詩、香港のアート雑誌に掲載 2012/07/24
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香港のアート雑誌『麻雀』に、散文詩『世界の未来』が掲載されました。
日本語で書き、日本語で掲載。次ページに中国語の翻訳も掲載されていて、その翻訳の監修も私が行いました。中国語では、『世界的未来』という題に翻訳しています。
この詩は、昨年5月のはじめに書いたものです。
5月と言えば、311震災からまだ日も浅く、街を歩けば隣りを歩く人の会話から、「親戚が津波に巻き込まれて…」といったつらいフレーズが聞こえて来たり、金町の浄水所から放射性物質が検出されたことを受けて、毎日、自分の住む武蔵野市水道局の放射性物質検査結果をチェックしなければならなかったり、スーパーの棚から生理ナプキンや水のペットボトルが一瞬のうちに消えて、やっと少し回復して来たような…そんな、混乱が続いていたあの苦しい日々です。
今読むとつらくなるので、実は掲載誌をまだ読み返せていません。
そして、実は、本誌は執筆・入稿からすぐに――昨年7月頃に発行の予定だったのですが、印刷資金調達で問題が生じたため、約1年伸びた、という経緯があります。もしも今依頼が来たら、また違った内容の詩を書くと思いますが、一つの記録として、入稿時そのままの原稿を掲載しています。
『麻雀』は、ドキュメンタリー写真をメインに構成される、不定期発行のインディペンダント・アート雑誌です。参加メンバーは全員香港人で、香港で発行されています。
台湾と同様、香港も親日派が多く、311で日本が負った傷の深さに胸を痛めた『麻雀』の参加メンバーたちは、チャリティの写真展を企画。そして、『麻雀』で「日本特集号」を発行することを決意してくれました。
私は、『麻雀』メンバーのドキュメンタリー・フォトグラファー・岑允逸(Dustin Shum)と以前から親交があり、今回の「日本特集号」の企画が持ち上がった時、彼の写真+私の文章でページを作ろう、という提案をもらいました。長年の友人と作品作りが出来たことを嬉しく思うと同時に、このような未曾有の災害がそのきっかけになったことを心から悲しく思います。
私の作品の題『世界の未来』は、現在、福島事故の災禍にもだえる日本の苦しみを、中にいる人間の苦しみとして語りかけると同時に、世界各国で原発が増設される現在、必ず、また事故は起こること――人間、というこの不完全な存在を全く信頼出来ない私は、必ず事故が起こると予言せざるを得ません――その時、その、未来のX国で、Y国で、起こる苦しみを、そう、世界の未来を、現在、私たち日本人はこの身に浴びて生きている、ということを述べています。
この私の詩の内容と呼応するように、岑允逸(Dustin Shum)は『世界之過去』と題し、311以前に来日して撮影した日本の日常風景を映した写真を掲載しています。
他に、香港の新聞社の特派写真家として来日し、311の被災地を撮影した余偉建(Vincent Yu)の作品、311以前より新潟在住の黄勤帯(Wong Kan Tai)の、震災前の東北を写した写真作品、国際教養大学(新潟県)准教授・黎加路(Carol Lai)のエッセイ、やはり震災前の東北を撮った楊徳銘(Paul Yeung)と趙嘉栄(Karl Chiu)の写真作品が掲載されています。
ご興味のある方は、下記のURLから是非ご購入下さい。
最後に…一言一句に注文を出す私の神経症的な翻訳指示に粘り強く対応を頂いた、中国語翻訳者の汪次麗さん(彼女は香港人ではなく、中国大陸在住)に、心からの感謝を捧げます。
<asiaonebooks ここからネット購入可能です>
http://www.asiaonebooks.com/productDetails.php?&bookID=00000257
<『麻雀』のFacebookページ>
https://www.facebook.com/groups/191089824916/
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藍色の絽の着物で、仕事の打ち合わせに 2012/07/19
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梅雨も明け、いよいよ猛暑の季節がやって来ました。どうせ何を着ていても暑いのですから、着物好きの私は夏も頻繁に薄物や浴衣で外出です。
今日は、先日、仕事の打ち合わせに着物で出かけた日のコーディネート。お茶の水の某カフェでの打ち合わせ終了後にパチリと撮って頂きました。何だかちょっぴり大正の女性記者のようです。(そう思うのは私だけ?)↓
*着物は、濃い藍色に、たたき染めのような文様が入った絽。でも、近づいてよく見ると筆で描いているようでもあり…じつはこれ、母の友人の義理のお母様の遺品を頂いたものなので、どのような染め方なのか由来が分かりません。
*帯は、麻に草花が織り出された名古屋。帯締め、帯揚げともに白で涼しげにしてみました。ちなみに、帯揚げは絽ですが、帯締めは特に夏用のものではありません。だって帯締めまで全て夏用を揃えていたら破産しますので、私は、暑苦しく見えないように、なるべく薄めのものを選んで締めています!
*打ち合わせの後、せっかくお茶の水へ来たからと、神田明神へ参拝。実は私、氏子でもないのに勝手に神田明神を“my神社”に決めておりまして(だって江戸総鎮守ですし)、お茶の水に来た時は必ず立ち寄るようにしています。むふふ。
この日はちょうど夏越の祓の頃で、八の字型にくぐって無病息災を祈る茅輪が境内に!
*今回のお着物、地味な色だし地味な文様なので、打ち合わせなどにピッタリかなーと着てみましたが、今の私にはまだちょっと地味過ぎるようです。もう少し華やかな帯を合わせた方がいいかな、と反省。でも、頂き物にもかかわらずサイズが驚くほどピッタリなので、これからも末長く着ようと思います。(八十代までだって着れますよね、この色は)
*この日、参道のお茶屋さんでおまんじゅうを食べて帰ろうと思ったのに、閉まっていました…また行くからいいですけど!
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今年作った藤色ぼかしの着物、帯を変えて 2012/07/12
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昨日の日記でご紹介した藤色ぼかしの単衣、昨日のコーディネートでは華やかな唐花の博多帯を当てていましたが、今日は打って変わって、粋な帯を当ててみた装いをご紹介します。
☆まるで呉服屋さんに勤めているかのようですが、この着物を作ったお店、吉祥寺のふじやさんで、若旦那に撮って頂きました。
ふじやさんには親子ともどもお世話になっていて、こちらで作ったものを着て出かけるときは、ちょっとお店に寄って「着ましたよ~」と見せに行くのです。そんな折りに撮って頂きました。
☆呉服屋さんを一つに決めるのか?毎回違う店で買うのか?これは着物好きにとって永遠のテーマではないかと思いますが、我が家のように一軒に決めてしまうと、“家族ぐるみのおつき合い”というかんじになり、これはこれでとても楽しいと思います♪
☆↑今日の帯を、畳の上に置いて寄りで撮ってみました。見てお分かりの通り、半幅です。ベージュに近い淡い桜色の地の上に、紫、茶、緑、辛子色の四色の縞。黒地の江戸小紋などの上に締めたらきりっと粋になりそうな帯ですね。母の知人の方から頂いたものです。
☆昨日の日記と比べて頂くと、同じ着物でも帯で大分印象が違うのがお分かり頂けると思います。帯が粋だと、やはりシャープなかんじ。
この着物は相当多くの種類の帯と相性が良さそうなので、色々試してみたいと思います。秋口は、黒のど派手な帯とか、黒の粋な帯なども良いかも。
また着ますので楽しみにしていて下さいませ~。
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藤色ぼかしの着物で打ち合わせへ 2012/07/11
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着物好きを公言し、お友だちとのお出かけ時にはもちろん、差し支えない時には着物で仕事の打ち合わせへ行くことも増えて来ました。
今日の日記では、6月の或る日(なかなか日記が現実に追いついていなくてすみません)、打ち合わせ→中国ECビジネスに関する勉強会に参加した日、のお着物をご紹介します。
下の写真をご覧ください。勉強会の後に皆で新丸ビル内のレストランに中華を食べに行き、そのお店の長い廊下で撮ったので、まるで遊びに出かけているようですが、ちゃんとお仕事の打ち合わせもしたんですよ~(笑)。
☆着物は、今年作った単衣です(6月の写真なので、まだ単衣を着ています)。様々な濃淡の藤色を、縦に、ゆるやかな縞状に染めた反物。吉祥寺のふじやさんで買い求めました。
☆このようなタイプの反物は、衿にどの部分が来るように仕立てるかでがらっと印象が変わります。お店の皆さんと相談の上、私は、薄い部分が来るように仕立ててもらいました。そうするとやさしく、また明るい印象になります。
もっと年配の方だったら、濃い色の部分をお顔周りに持って来ると、年令にふさわしい落ち着きが出るのではないかと思います。
☆帯は、前々回の日記でもご紹介した、唐花紋様の博多帯。たとうの上に載せて御太鼓部分の寄りの写真を撮ってみました↓
☆これは、祖母の遺品。お太鼓の裏に来る部分はこんな風に、縞文様の繻子の布が縫い合わされています。ちらっと見える裏側もおしゃれな帯です!
☆明日の日記では、このお着物に別の帯を合わせた日の装いをご紹介します。同じ着物でも印象が変わる様子を、皆様比較してみて下さいね!
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我が家の白猫、冷え性?火照り症?? 2012/07/09
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6月19日の日記で、我が家の白猫・チャミは冷え性なのではないか?と、下の、“足先&しっぽ先をお布団に入れて寝ている写真”をアップしたのですが…
先週は、足と尻尾だけを出して寝ていました…↓
しかも少し時間が経つと更に暑くなったのか、もっと出しています…↓
チャミは冷え性なのでしょうか?火照り症なのでしょうか?
うーん。
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着物スタイリスト・大久保信子先生のトークショーへ…の日の着物 2012/07/04
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少し前のことになりますが、6月17日、我が家からほど近い東急百貨店吉祥寺店にて、着物界の大御所スタイリスト・大久保信子先生のトークショーが開かれました。喜び勇んで馳せ参じた日のお着物をご紹介します。
下がその折りの写真。先生と一緒に撮って頂きました。嬉しい♪
*先生はこの日、浴衣を着ていらっしゃいます。と言うのも、その日のテーマが「浴衣の素敵な着こなし方」だったから。
私は寡聞にして知らなかったのですが、江戸時代以来、東京では三社祭が終わったら浴衣を着て良いのだそうですね。襦袢を着て着る着方もありますし、単衣よりもお値段がぐっとお安いですし、どんどん着ちゃうと良いと思います!
先生はこの日、紗献上の帯を名古屋にして締められていました。
*私の着物は、単衣です。遠目には無地に見えるかも知れませんが、白の蛍ぼかしがぽわわんと浮かんでいる紋様。去年作ったものです。
下の写真が、蛍ぼかしのアップ。近寄ると、小さな鹿の子を集めて一つのぼかしにしていることが分かります。
*帯は、祖母の遺品のつづらに入っていた唐花紋様の博多を。わりと派手な見た目なので、おそらくどなたかから頂いて、自分の年齢を考え、一度も締めなかったのではと思われるきれいな状態でした。今、私がガンガン締めております。
先生にこの帯の由来をご説明したところ、「あら、おばあさまのものなの?新品みたいにきれいな状態よね。裏地は繻子になっているのね」と早速細かいチェックが!さすがです。
*この日、先生に「きれいに着れてるじゃない。これからもこの調子でお着物生活頑張ってね!」と褒めて頂きました。じ~ん、感無量。
はい、これからも不肖・西端真矢、着物生活を徹底追究して行く所存です!
*そして当日会場には、先生のご著書『着物の事典 伝統を知り、今様に着る』を持参した“大久保女子”もちらほら。「サインをお願いします」と彼女たちが本を差し出すと、「あら、ちょっと待ってね」と、先生は鞄から筆ペンを出され、達筆ですらすらとサインされていました。さすが~。
この本、「出版社も驚くほど売れてるのよ」とのことでした。大久保ファンの方にお聞きしてみたところ、「必要なことが全部載っていて、しかも教科書的じゃない知恵が詰まっているの。本当に役立ちますよ」とのこと。私も買ってみようと思います!
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