MAYA from West End

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*日記は日本語のみで、翻訳はありませんが、時々全文中国語の日記も書きます。
*日記の写真はデジタルカメラと携帯のカメラで撮影したものであり、作品写真ほどのクオリティはないことをご理解下さい。「本気で写真撮る!」と思わないと良い写真が撮れない性質なのです。

*這本日記基本上用日文寫、沒有中文和英文翻譯。可是不定期以中文來寫日記。請隨性來訪。
*日記的相片都用數碼相機或手機相機來攝影的、所拍的相質稍有出入、請諒解。我一直覺得不是認真的心態絕對拍不出好的東西。
© 2011 Maya Nishihata
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「婦人画報ウェブ」連載「四季の間の折節 千宗屋のしつらえ12か月」七月の回が更新されました 2021/07/20



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「婦人画報ウェブ」にて連載中の「四季の間の折節――千宗屋のしつらえ12か月」、七月の回が更新されました。武者小路千家家元後嗣 千宗屋さんのお話を私がまとめています。

七月、京都は祇園祭の月――コロナ禍のため、残念ながら今年も山鉾巡業も神輿渡御もない静かなお祭りが続いていますが、お祭り自体がなくなったわけではありません。二条油小路の広間にも、祇園祭を描いた江戸時代後期のお軸が掛かりました‥‥が、このお軸、なかなかに異色の一本なのです――
そして、お祭り期間中に開かれる茶会「祭り釜」や、山鉾町の旧家で開かれる「屏風祭り」のお話も。森山雅智さんの余情あふれる写真と、間下紀子さんの先鋭と格調とをそなえたお花とともにお届けしています。ぜひご高覧ください。
https://www.fujingaho.jp/lifestyle/tea-flower/a37024537/sen-sooku-shikinoma-siturae-210719/

東京の伝統工芸×現代アート作品がV&A美術館収蔵へ。記念対談を「婦人画報」8月号にて取材しました。 2021/07/08



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東京で、100年以上続く老舗。かつ、代々の技術を現代の暮らしにふさわしく再創造する。
そんな革新精神を持った老舗を、東京都が世界に向けてプロモーションする「江戸東京きらりプロジェクト」。その一環として、組紐の「龍工房」と現代美術家 舘鼻則孝さんが組んだアート作品が、イギリスの「ヴィクトリア&アルバート美術館」のパーマネントコレクションに収蔵されました。
この慶事を記念して、龍工房の福田隆太さんと舘鼻さんが対談。私が取材を担当した記事が、「婦人画報」8月号に掲載されています。
舘鼻さんの代表作である「ヒールレスシューズ」に、組紐を、しかも「結び」の形状にして張り合わせていく苦心の過程や、老舗の次世代が伝統と現代の狭間で抱える葛藤について‥など、率直に語り合っていらっしゃいます。ぜひご高覧ください。

マガジンハウス「GINZA」ウェブ版にて、マドモアゼルユリア×川島織物コラボプロジェクトを取材しました 2021/07/04



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最近のお仕事から、今日は、マガジンハウス「GINZA」ウェブ版掲載のインタビュー記事をご紹介します。
取材したのは、二十代、三十代女性の大きな支持を集めるファッションアイコン、マドモアゼルユリアさん。ヨーロッパ有名メゾンのコレクション会場常連ですが、母、祖母が着付け師という家庭で育ち、日常的に着物を着用。着付け教室も主宰しています。
そのユリアさんが、幕末創業の老舗帯匠「川島織物」とコラボレーション。「ユリアとカワシマ」プロジェクトがスタートしました。
第一弾商品として発表したのは、明治期の帯を現代的にアレンジした新作名古屋帯二本。コロナ禍の中、リモート取材をさせて頂き、帯の見どころや、川島織物の膨大なアーカイヴの中から、今回、何故明治期の帯を選んだのか?など、制作秘話をお聞きしています。
下記URLより、ぜひご高覧ください。帯もとてもかわいいですよ☆
(写真は、当該ページの携帯キャプチャー画面より)
https://ginzamag.com/interview/yuliatokawashima/

ananの五十周年パンダと五十代をゆっくり生きることと 2021/06/24



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先日、仕事でマガジンハウスへ行くと、エントランスホールに巨大なパンダのぬいぐるみが置いてあった。
「ananの創刊50周年だから」
と、一緒にいたヘアメイクの高松さんが教えてくれる。そう言えば、ananのキャラクターはパンダだった。表紙の隅にパンダのイラストがレイアウトされていた時期もあったような記憶がある。お上りさん的に記念写真を撮ってもらい、そうか、ananと私はほぼ同年齢なのか、とぼんやり思った。そして、自分の“調子”のことを考えた。

少し前に、女優の深田恭子さんが、適応障害でしばらく仕事を休むと発表した。一昨日には小池百合子都知事が、極度の疲労で一週間ほど静養すると報道された。
これまで元気いっぱいに活動していた女性たちが、どっと疲れてしまう。そんなトレンドがあるようにも見えるが、だとしたら私は最先端にいるかも知れない。彼女たちほど深刻ではないけれど、このところ、今まで普通にこなしていたことが、何倍もしんどくかんじられる。少し休んだ方がいいよ、と肩のあたりに座っている見えない小さな女の子が、耳元でささやいている。

五十代は、更年期の真っただ中だ。意欲の低下や疲れやすさはよくある更年期症状の一つだから、まさにそのせいなのかも知れないし、それから、私の場合は、物理的に母の介護で疲れてしまっていることも大きいように思う。
介護は、もう2年半続いている。しかも去年からは、「コロナ感染させないように」という尋常ではない神経戦付きだ。疲れるのも無理ないよね、と、また女の子が耳元でささやく。

だから、少し、ゆっくり生きようと思う。
介護を休むことは出来ないけれど、納期その他、自分にとって負担の大きい仕事はお休みする。面倒な人とは関わらない。人生には色々な時期があっていいと思う。がむしゃらに走り抜ける時期もあるし、縁側に座ってお茶を飲んでさてまた寝ましょうかねーという時期もあっていい。それぞれが何歳の時に来るのかは、人それぞれで分からない。

モーレツからビューティフルへ、という有名なコピーのことも、不意に思い出した。確かあのコピーはananが創刊された頃に生まれたはずだ。とは言え、かけ声倒れでなかなかこの国に浸透することはなく、バブル時代などモーレツにより加速がかった時期もあったけれど、ようやく50年を過ぎた今、根づこうとしているのかも知れない。少なくとも深田さんや知事を厳しく非難する人はいないのだから。そんなあれこれを、私よりもずっと若い深田さんに、ささやいてくれる女の子がいるといいな、と思う。

婦人画報ウェブ「四季の間の折節 千宗屋のしつらえ12か月」6月の回が更新されました 2021/06/18



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「婦人画報ウェブ」での連載「四季の間の折節――千宗屋のしつらえ12か月」。
六月の回が更新されました。武者小路千家家元後嗣 千宗屋さんのお話を私がまとめています。

水無月の今月、床に掛かるのは、円山応挙による鮎の絵のお軸。鮎と言えば夏を代表する食材。梅雨の今、夏を先駆けるお軸なのですね、と思いきや、意外なお話が隠れていて、そこから応挙という画家の特質が見えても来ます。今月もまた一筋縄ではいかない千さんのしつらえなのです。
また、今月は、しつらえにおけるお軸と花の関係性についてのお話も。
一年を通してお読み頂けば、日本のしつらえの奥深さと面白さを総合的に感じられる連載となっています。ぜひ、過去のアーカイブもあわせてご高覧ください。
https://www.fujingaho.jp/lifestyle/tea-flower/a36674883/sen-sooku-shikinoma-siturae-210615/

クロワッサン連載「着物の時間」にて、高樹のぶ子さんの着物物語を取材しました 2021/06/06



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ここのところまったく休みがなく、若干鬱病になりそうなほど忙しく過ごしています。
色々書きたいこともあるのですが、ブログまでは到底たどり着けず‥‥が、お仕事のご報告だけは更新したいと思います。

編集部の体制変化にともない、少しお休みしていましたマガジンハウス「クロワッサン」の長寿コーナー「着物の時間」。またまた月後半発売の回を担当致します(時々前半回になることもあります)。
今回ご登場いただいたのは、作家の高樹のぶ子さん。説明の必要のない人気作家、文学界の重鎮でいらっしゃいますが、特に昨年は、「伊勢物語」を現代語訳した「小説伊勢物語 業平」がロングセラーとなり、大きな話題を呼びました。
こちらの作品が素晴らしいのは、ただの現代語訳ではないこと。原典の「伊勢物語」が、時間軸がばらばらのエピソードを寄せ集めたものであるのに対し、業平の生涯に沿った形に再編成することで、彼の人生の情熱と哀感を伝えています。それが多くの人の心に響いたのでしょう。原典とのどれほどの格闘があったことか、と、心から尊敬の念が湧き上がります。

そんな高樹さんは、もともと好んで着ていた着物を、業平に取り組むことによって、より深く愛するようになった、そんな風にお話しくださいました。芸術院賞受賞により、皇居でのお茶会に招かれた日の色留袖でご登場です。ぜひ誌面にてご覧ください。
        *
そして、今号の「クロワッサン」は、二拠点生活、郊外移住、地方移住、暗くない老後一人暮らし‥などなど、コロナ以降の新しい暮らし方を大特集しています。
冨永美樹さん、上野千鶴子さん、エド・ツワキさんなど、筋の通った生き方をする方々の実感あふれるエピソードが面白く、とても参考になります。ぜひ、書店で、ウェブ版で、ご購入下さい!

婦人画報ウェブ「四季の間の折節――千宗屋のしつらえ12か月」五月の回が更新されました 2021/05/26



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「婦人画報ウェブ」にての連載「四季の間の折節――千宗屋のしつらえ12か月」、五月「始まりの人々」がアップデートされました。武者小路千家家元後嗣 千宗屋さんのお話を、私がまとめています。(画像は当該ページの携帯キャプチャー画像から)

さて、五月は、これまでとはずいぶん雰囲気が変わり、お床にはいかめしい武将のお軸がかかっています。月初に端午の節句を祝った、その凛とした気分が、ひと月の間、広間に保たれて。
しかし、千さんですから、一筋縄ではいきません。
絵に秘められたストーリー、床脇の唐櫃。幕末を皮切りに、中世の胎動、そして古代へとさかのぼる‥‥歴史という見えない川の流れを感じるしつらえを、下記のURLよりぜひお楽しみください。
https://www.fujingaho.jp/lifestyle/tea-flower/a36462848/sen-sooku-shikinoma-siturae-210522/

大瀧詠一憧憬 2021/05/19



昨夜の「うたコン」、藤原さくらの「君は天然色」があまりにひどく、耳直しのユーチューブ大瀧詠一めぐりが止まらない。原稿〆切を三本抱えていてまずいのだが、止まらない。
そもそも何故かCDが見つからず、隔靴掻痒、切歯扼腕している。大瀧詠一関係がごそっとないので、どこか別の場所にしまったらしいのだが思い出せない。
10年以上前、一人暮らしの渋谷から吉祥寺に戻って来た引っ越しの時に間違えて、「捨てる」の方の袋に入れてしまったのか(大の気に入りだった緑色のワンピースなど、引っ越しでなくなったものが他にもある)。もうこうなったら二枚持ちになっていもいいから再び買う気なのだが、この時間じゃCD屋も開いていない。
それにしても、「レッツ音頭アゲイン」は何と素晴らしいのか。PCの貧弱なスピーカーからも、脳内記憶のあの音の鳴りとグルーヴが再現される。
私の葬式ではこの曲を流してほしいのだ。それから、Purple Flashの「We can make it(もちろんinstrumental mixの方)」も。DJは、DJは、私より長く生きていたならあの人に‥。
成人後、四つ打ちに流れたのも、大瀧詠一が原点だったのだと改めて思う。PCのサウンドシステムに耳が耐えられず、こちらは無事CD発掘出来たラー・バンドでもかけて残りの夜明けの時間をしのごうか‥

ワクチン予約顛末記 2021/05/06



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本日、私の住む武蔵野市は、高齢者のワクチン接種受け付け開始日。
我が家では、二人の高齢者を抱えている。彼らの生命のためにも、私の安心のためにも、一刻も早く打ってもらいたい。
しかし、「要介護4」の母は、歩くことはおろか、車椅子に30分ほど座りの姿勢を保つことも難しい。接種会場に行くこと自体が、不可能。日々診て頂いている在宅診療の先生から、「在宅の方には、専門に回るチームを作り、家で打てるよう市に要望書を出しましたから」と聞いているので、その結果待ち。
今日、勝負を賭けるのは、父なのである。

その父は、昨夜、自分で電話とネットでトライするから大丈夫、と宣言した。
既に予約が始まっている自治体のニュースを見ていると、電話はパンク状態になるはず。ネットが苦手の父、大丈夫なのだろうか‥‥と案じながらも、今日、私は締め切りの原稿を抱えている。朝10時半まで頑張り、ようやく完成。しかし、あと一回、少し時間を空けてプリントアウトを読み返したいので、一旦、仮眠。12時半に目覚めると、「全然つながらないんだ‥」と、父は途方に暮れているのだった。

しかし、まずは母に昼食を食べさせ、そして、毎週木曜日午後1時には、近所の公園にお野菜、お総菜、お米などの移動販売のおじさんがやって来る。ここで今晩と明日のお総菜(とても美味しい)を、私は絶対に仕入れたいのである!
せっせと択んでいると、横では、年輩主婦の皆様が井戸端会議中。もちろん、ワクチン予約の話でもちきりだった。「全然つながらないのよ」などの声が耳に入り、気になって仕方がない。支払いを済ませて輪に入れて頂くと、
「私は8時から電話してるけどダメ」
「サイトにも入れない」
「お隣りの練馬区は明日からですって」
「NTTが一時的にパンクしたのよ(本当???)」
などなど、玉石混交の情報が手に入る。
「コンサートのチケットとは違うんだから、少し待てば必ず打てるんだし、もういいわ」
と、早々にあきらめている方もいらっしゃる。
一人だけ、「夫の分と二人分、取れた」という強者がいて、それは、自力ではなく、他県に住む娘さんに依頼して、ネットから取ってもらったのだという。
「市内からじゃない方がつながるのね」
と、うなずく皆さん。本当だろうか‥?

さて、帰宅し、父の予約番号とパスワードを確認。電話はどう考えても難しいはずなので、ネットでトライすることにする。
とは言え、まあ、無理かな、という気分。朝食兼昼食を食べつつ、鼻歌交じりでサイトのURLを入力するが、これが、異常に長い。特に目の悪いお年寄りには厳しいはずだ。どうしてもっと簡単なものに出来ないのか、と眉間にしわが寄って来る。
それでも、とにかく入力終了。ところがそれは予約ガイドページで、「今回のワクチン確保数5347、現在の予約数2734」などというリアルタイム情報も掲載されている(数字はおおよその記憶で書いています)。
そして、本当の予約サイトは「ここをクリック!」という仕組みになっていた。しかしその「ここをクリック!」が、かなり見つけにくい。このようなやり方では、インターネットに慣れないお年寄りには、訳が分からないのではないだろうか? また非常に心配になってしまう。

それでも、とにかく私は予約サイトを、クリック。出て来たトップページに予約番号とパスワードを入れると、すっと違うページに遷移した。え?え?これはもしや、予約ページでは??100回は連打することを覚悟していたのに、何と、たった1回で予約ページに入っていたのだった。
しかし、あまりにスムーズなことが信じられず、「きっとここは、ただ名前を登録するだけのページなのかもね?」と疑うが、希望の接種日時や、会場を選ぶタブがある。れ、れっきとした予約ページ!初めての宝くじで一等当選パンパカパーン!だった。

こうして首尾よく予約を完了し、まだ信じ切れないので、何度も出来上がったマイページに出たり入ったりしてみるが、毎回ちゃんと予約がされていた。とにかく、これで一人、心配を軽減出来るのだ、と心からほっとする。

その後、母の摘便(もう自力で便が出せないので、浣腸で出してもらう)のため、訪問介護ステーションの看護師さんがやって来る。予約が取れたことを報告すると、
「ええ!」と大きくのけぞっていた。「今日、朝から回ってますけど、初めて取れた人を聞きました」
とのこと。やはり本当に激戦だったらしい。
「予約開始の朝8時から1時間くらいは、市内全体のネットがつながりにくくなって、私たちのタブレットからの報告も打てなかったりで、困ったんですよ。1回で入れたなんて信じられない」
とのことで、少し前に訪問したお宅では、わざわざネット予約のために八王子に住む娘さんが遠征して来ていて、それでも取れていなかったそうだ。

ああ、ふだんビンゴやくじなど、ほとんど当たることがないのに、今日は本当に運が良かった。
コロナ時代のリモート会議で時にカクカクしがちな我が家のj:com回線を不甲斐なく思っていたけれど、今日は頑張ってくれたのだろうか。それとも、1時20分頃、という、ちょうどおじいちゃんおばあちゃんたちがお昼ご飯を食べて、うとうと眠くなっていた時間帯にトライしたのが良かったのか。いやいや、日頃まじめに母の介護に走り回っているので、天からのご褒美だと思うことにしよう。
こうして何か一大事業を成し遂げた気分。こういうことの悲喜こもごものディテールも、コロナの流行が収束すればあっという間に忘れてしまいそうなので、書き留めておく。

「婦人画報ウェブ」連載「四季の間の折節 千宗屋のしつら12か月」四月の回が更新されました 2021/04/23



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バタバタしていて告知が遅れてしまいましたが、「婦人画報ウェブ」の連載「四季の間の折節――千宗屋のしつらえ12か月」、四月の回がアップデートされました。
武者小路千家家元後嗣 千宗屋若宗匠のお話を私がまとめています。(画像は携帯でのキャプチャー画像から)

さて、四月と言えば、やはり桜が思い浮かびます。今年はずいぶん早く咲いてしまい、また、コロナ禍ということもあって、静かに眺めた方がほとんどだったのではないでしょうか。
そんな今年の四月、千さんは、江戸時代後期の円山派の絵師、山口素絢の花見図のお軸と山桜の枝を飾り、室内にのどかな田園の再現を試みられています。
今月はさらに、「暮らしにお軸を」と題し、洋間を中心とした現在の日本の一般的な住宅やインテリアの中で、掛け軸をはじめとした和の骨董を楽しむ”逆見立て”という新たなコンセプトについても語っていらっしゃいます。
まだもう少し続きそうなこのコロナ禍、家で過ごす時間の楽しみ方の一つとして、ぜひご参考頂けると良いかと思います。どうぞご高覧ください。
https://www.fujingaho.jp/lifestyle/tea-flower/a36124367/sen-sooku-shikinoma-siturae-210420/