MAYA from West End

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*日記は日本語のみで、翻訳はありませんが、時々全文中国語の日記も書きます。
*日記の写真はデジタルカメラと携帯のカメラで撮影したものであり、作品写真ほどのクオリティはないことをご理解下さい。「本気で写真撮る!」と思わないと良い写真が撮れない性質なのです。

*這本日記基本上用日文寫、沒有中文和英文翻譯。可是不定期以中文來寫日記。請隨性來訪。
*日記的相片都用數碼相機或手機相機來攝影的、所拍的相質稍有出入、請諒解。我一直覺得不是認真的心態絕對拍不出好的東西。
© 2011 Maya Nishihata
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猫の病気と母の不思議な手かざしパワー 2018/02/22



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 222(ニャンニャンニャン)で猫の日の今日、けれど、我が家のチャミはちょっとしょんぼりとして過ごしています。
 10日ほど前のことになりますが、何故か一日母のお布団にもぐって寝てばかり、ということがありました。夕方になってやっと出て来たと思ったら、やたらと尻尾の付け根辺りを、もう執拗なくらいなめなめしている。けれどこの子は、ふだんから“一カ所集中型”でなめなめをすることの多い、ちょっと変わった子なので気に留めていなかったのですが‥翌日、ふとそのお尻の辺りに目をやると、薄っすらと血に染まった毛が見えるではありませんか‥!更によく調べてみると、肛門の周りの肉がごっそりとえぐれたようにへこみ、ただれまくっている‥!卒倒しそうになりました。
それでも本人はいたって元気で、私の部屋と母のいる居間とをしじゅう往復してご機嫌。しかし、これは大変だ、とふだんから動物病院が大嫌いでキャリーバッグに入れるのに阿鼻叫喚一騒動あるため考えるだけでこちらが頭痛がして来るのですが、家族三人で逃げ回るチャミを捕獲し、無理やりバッグに押し込んだところを一度脱走、もうだめか‥と力尽きる私と母を横目に父が再度頑張り、無理やり捕獲してウギャーーーーーっ!とまるでこちらが動物虐待しているかのように鳴き叫ぶのを無理やりバッグに押し込み、ようやく病院に連れて行くことが出来ました。
 ‥と、ここまでで飼い主が激しい精神疲労に見舞われます。
        * 
 こうしてたどり着いた病院での診断の結果は、肛門嚢炎。猫にはわりとよくある病気だそうで、しかも「重症ではないですよ、安心してください」と言って頂くことが出来ました。
これまで、家猫、庭猫を含め十匹近くの猫と暮らして来ましたが、この病気になった子は初めて。まったく知らなかったのですが、猫の肛門の下辺りにはスカンクのように匂い袋がついていて、敵に遭遇した時、そこから臭い液体を撒き散らして撃退の武器とするのだそうです。
 この液体、ふだんは、自分で周辺をなめなめしたり、また、うんちをするときに押されるなどして少しずつ外へしみ出すそうなのですが、年を取ると液体自体がどろどろとして、出にくくなるケースがあるのだそうです。うちのチャミももう十歳。立派な中年なのだから、仕方がないのでしょう。これからは時々この袋の辺りを押してあげると良いですよ、とアドバイスされました。
 そして、「病院通いはチャミちゃんには無理ですね」と先生も臆病ぶりをよく知っていてくださっているため、強い抗生物質を注射。なめなめは猫のアイデンティティとも言える日々の大切な生活習慣ですが、あのざらざらの舌で傷口をなめるとせっかくふさがった傷もまた元の木阿弥になること必定。エリザベスカラー装着、しかも2週間も‥!と厳命されました。
         *
 そんなこんなで、10日ほどが過ぎた今日も、猫の日だというのにチャミはエリザベスカラー付きで若干不機嫌に過ごしています。
 何しろ今まで飼った子たちのなかでも、ナンバーワンにグルーミング好きの清潔マニアの子なので、なめなめが出来ないことがどれほどつらいだろうか‥と考えただけでも私と母は涙目。
 しかし、実は我が家には秘密兵器があるのです。それは、母のマジカルハンドパワー!
我が母はちょっとかなり子どもっぽくていらっとさせられることも多い人なのですが、その分縄文人的な原始パワーを保持しているのでしょうか、これまでにも猫たちがけがをした時などに患部に手をかざすと、お医者様がびっくりするくらい治りが早かった…ということが何度かありました。
 そう言えば、以前、母が普通の整体教室と間違えて怪しげなスピリチュアル整体団体に見学に行ってしまったことがあるのですが、その時など、サイキックがかった人間同士で共鳴し合うものがあったのか、手かざしを受けたところ、何と、目の中からどろっとした緑色のゼリー様の液体が出て来たことがあったと言います。恐らく体の老廃物ではないかと思いますが、そんな話、聞いたことがあるでしょうか?天然童女パワー、恐るべしです。
          *
 …と、そんな母なので、
「ママのハンドパワーはすごいからさ、チャミのお手当てよろしくね。きっと早く治るに違いないから」
とおだてまくってみたところ、何しろ単純な人なので、一日に数回、うーんと目を閉じて手をかざし、チャミのために頑張ってくれました。
 結果、4日ほどで、あんなにぐちゃぐちゃだった傷口がかさかさに乾き、かさぶた状に。やっぱり治りが早い‥!ママすごい‥!と飛び上がって喜び、すると、母も父もとにかくエリザベスカラーを取ってあげたい一心のため、「先生(私のこと)、もう取ってもいいんじゃないですか」と矢のような督促をして来ます。
確かに、チャミはどうしてもエリザベスカラーの幅の感覚をつかむことが出来ず、あちこちにぶつかりながら歩く姿は何とも哀れだし、いつものように顔をなめなめしようとして手が届かず、いらいらと体を振っている様子も涙を誘います。大丈夫かな、と、6日目、根負けしてカラーを外してあげたのですが‥喜び勇んでがしがしと傷口のところばかりを集中してなめ、結果、かさぶたは瞬く間に散り散りに雲散霧消。元の通りの見事にどろどろ傷口に現状復帰したのでした‥。
          *
ということで、即座にカラー復活。10日目の今日も、めでたい猫の日だというのにまだ取ることが出来ていません。
 今ではもう大分カラーの存在にもだいぶ慣れ、寝る姿勢もこなれたものになって来てはいますが‥、本当に、早く取ってあげたい。母は母でがっくり来て2日ほど治療(?)を休んでいるあたりがまた子どものようでいらっと来るのですが、昨日から気を取り直して手かざし復活。すると今日になって一気にかさぶた化が進んでいるのは偶然なのでしょうか‥?
ともかく、今度は自然にかさぶたが取れるまで、心を鬼にしてカラーを外さない気構えです。チャミちゃん、もう少し我慢してね。それにしてもうちの母のような手かざしパワーを持つ人、皆さんの周りにはいらっしゃるでしょうか??


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「美しいキモノ」春号発売!付録小冊子「きもの110番!」を担当しました 2018/02/20



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本日発売の「美しいキモノ」春号、皆様もうお買い求めになられたでしょうか?
私は今号、特別付録の小冊子「きもの110番!」であちこちのページを取材執筆しています。
これは、「外出先で髪がほつれてきて困った!」「衿がゆるみがち。どうしたらよい?」「帯〆の格が分からない」などなど、きものの「困った!」に何でもお答えしようというイエローページ的小冊子。皆様のきもの生活のお役に立てば幸いです。
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今号の第一特集は、「この春、小紋で歌舞伎へ!」
その名の通り、素敵な小紋で観劇を楽しみましょうという企画で、個人的には、我が意を得たりという思いです。
と言うのも、襲名公演など特別な場合は別として、歌舞伎や相撲を見に行くのに訪問着、という感覚が、どうも私にはなじめないため。
もちろん、法律がある訳じゃなし、好きなものを着れば良いのだし、人様のことをとやかく言う気はありませんが、我が家の感覚では、ちょっと格の高めの柄の小紋、或いは遊び気分のある柄の付下げあたりで歌舞伎へ、というのが一番しっくりと来ます。今号にはまさにそんな小紋がたくさん。皆様ゼヒお楽しみくださいませ。
私は特に、上の写真の、黒地に花筏の小紋(P39に掲載)が、素敵~こういうきもの好きだわ~ほしい~と目がハートマークになってしまいました♡
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その他にも、「丸紋のきもの」「結城紬と大島紬徹底比較特集」、先ごろ亡くなった江戸小紋の人間国宝小宮康孝さんの追悼特集などなど、今号も盛りだくさん。
皆様ぜひ書店で、電子書籍でお買い求めください!

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立春の日に初釜へ(きものコーディネイト付き) 2018/02/06



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 先週の日曜日、立春の日、お招きを頂き武者小路千家「両忘会」のお初釜に伺いました。
 実は、一月最後の二週間はたまたま四誌の〆切が重なってしまい、毎日相当の精神の緊張が続いていました。その荒波がすべて引いていく日をまるで知っていたかのように、随分前からご招待を頂いていたこの日の初釜がめぐり来るとは!晴れ晴れと、そして清々しい気持ちで会場の三田「水光庵」へ向かったのでした。
         
 この「水光庵」のことは、食通の方ならよくご存知かもしれません。「嵐山吉兆」で長年料理人を務められた石田知裕さんが独立して開いたお店で、三田のマンションの一室にあります。本格的な茶室と、椅子で頂けるお食事の部屋とを備えた懐石料理店で、紹介者なしには訪ねることの出来ないお店。もう今回の機会が楽しみで楽しみでたまらなかったのでした。
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↑当日は、待合(こちらも椅子席です)で、まず主菓子を頂きました。日本橋「日月堂」製のこちらの銘は、「LEON」。今日のご亭主であり、「両忘会」主宰の武者小路千家お家元直門・有吉登聖先生の愛犬レオン君が、野原に遊ぶ姿でしょうか、戌年にちなんで親バカぶりを発揮されたお菓子に、楽しい初釜の幕開けとなりました。
 またこのお菓子が、ほのかに抹茶の味がしたような?複雑なお味で美味しいのです。私は大の甘党、且つ、大の大の練り切り好き。現在、都内の菓子店の練切を食べ比べているので、大変気になりました。近いうちに「日月堂」へ足を運び、季節の練切を買い求めてみようと思います。

 そして、本席へ。
 都心のマンションであることを忘れてしまう清々しいお茶室に、お床には荘重な表装のお軸がかかっていました。
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↑こちらは、後からご説明を伺ったのですが、戦国武将細川幽斎が、梅の美しさとその梅のように永遠に有吉家が栄えてゆくことを詠んだ歌を、お軸にしたものだということです。
 実は、有吉家は、代々肥後熊本藩の家老を務め、明治以降は男爵に列せられた名門。主君である細川家が家老の有吉家を思い、その繁栄を寿いだ歌。しかも梅を詠んでいる、ということで初釜に掛けることとされたのでしょう。
 もちろん「どうだ、僕の家ってすごいだろう」と自慢されている訳ではありません。このお軸をともに見る、私を含め今日の客人全員が梅の花のように咲き誇りますように、という願いが込められていることを感じます。しかも私は戦国時代好きの・布好きと来ていますので、博物館のガラス越しではなく、じかに、しかも当時のままという表装で文武ともに長けたことで名高い有名武将の字を拝見出来ることに、もうこれだけで、「今日、ここへ来られて良かった!」と感激で胸がいっぱいになりました。
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↑そのお軸の下で、美しい雪松の絵の袱紗に載っているのは、初釜恒例の干支の香合です。こちらは和田桐山の作とのこと。
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↑その横には、有吉家伝来の『源氏物語』の冊子が飾られていました。皆様もよくご存知の通り、『源氏物語』には五十四帖があり、そのどこを選ぶか、というところに亭主からメッセージがかくされている訳ですが、この日置かれていたのは、『若菜』の帖。源氏の栄華が頂点に達していた一時期を描いた帖で、ここにも、我々客人の今年一年が輝かしいものであるように、という先生の温かい願いが込められていました。
 ちなみにこの冊子、有吉家のお姫様が書かれたものとのこと。武家のお姫様がどのような字を書かれるのかゆーっくりと拝見したかったのですが、他のお客様もいらっしゃることですし、そこはぐっと我慢の子でありました。
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↑お床で更に感じ入ったのは、こちらの竹花入れ。有吉先生が自ら作られたもので、少し斜めに曲がった面白い竹に巡り会われ、そこを上手くお使いになったということなのでしょう、単に侘びというのではない力強さのようなものを感じました。
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↑そして、点前座には、このようなお道具組が。
 天板と下の台が扇の末広の形をした「末広棚」に、雅やかな六色の組紐が下がり、お棗は、こちらも新春らしい梅の柄。いかにも新年を寿ぐ雰囲気がただよい、初釜と言うと「島台」と呼ばれる金銀揃いの浅いお茶碗を使うことが定番なので、ああ、ここに島台が運ばれて来るのだろうなと思っていると‥
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↑意外なことに、先生が持ち出されたのは、戦国時代の荒々しい気風のたまものである、黒織部の沓茶碗。大変に強い色である黒色に、ぐしゃっとつぶれた形をした茶碗のことをこう呼びます。人間国宝・荒川豊蔵の作で、銘は「随縁」。武者小路千家若宗匠のご齋名でもあるかと思います。有吉先生より、本日ご招待を頂いた我々客の一人一人に向かっての、今年も縁を深めていきましょうというメッセージ。しかもそれが織部茶碗だからこそ大変に力強く伝わって来るように思い、嬉しい気持ちになりました。
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その茶碗へと抹茶を振り出すのは、爽やかな白の茶入。こちらは、朝日焼きの窯元朝日豊齋の作。「陽光」と名づけられた通り、裾の部分にかすかに光を感じさせる釉薬の動きがあり、立春、つまりは日本人にとって本来の初春である旧暦の年の初めの今、これから春に向かってゆくことの喜びが表されていました。
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↑こちらの写真は、お点前中の先生のお姿。他にももっともっとご紹介したいお道具が数々あるのですが、すべてをご紹介することはさすがに長大になり、難しいのが残念です。
 お茶と言うと、お茶をされない方は、ただひたすら点前のことだけを思い浮かべ、礼儀作法を学ぶことと考える方が多いと思うのですが、本当は、道具とその組み合わせを通じて客人にどのようなメッセージを伝えるか、それをまた客がどう受け止めるか、というところに真髄があるかと思います。
 そんな中、今回のお席を拝見して伝わって来たのは、武家の美意識だったように思います。正月の寿ぎの雅やかな空気はもちろん保ちながら、定型よりもやや力を感じさせる道具をところどころに配し、そこに亭主の個性がある。文を解しながら武の力の重要性を知っていた武家の美学が表れているように感じ、大変面白い一時を過ごしました。
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↑こうしてお濃茶、お薄と頂いた後は、お部屋を移り、「水光庵」の点心を。京都仕込みの上品な味付けがすっと喉に通り、ああ、口福です。
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↑中でも感動したのが。こちらのお椀。お味噌の味の出方が強過ぎもせず控えめ過ぎもせず、それは出しとの兼ね合いから来るものだと思うのですが、もう絶妙なのです。この一碗のためだけでもまた訪れたい!
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↑こちらは、点心の前に、先生、そしてご一緒した皆様と。僭越ながら先生のお隣りに座らせて頂きました。私の向かって右隣りの方は、漫画家の桜沢エリカさん。「両忘会」でお茶を学ばれています。桜沢さんのことは、昨年のちょうど今頃、「クロワッサン」の連載「着物の時間」で取材をさせて頂きましたが、その一年後にこうしてお茶をともに出来るとは‥!
 不思議なことですが、私自身は江戸千家のお茶を習っていますが、この数年、何故か武者小路千家の方とご縁を頂くことが多いのです。昨年は、桜沢さんだけではなく若宗匠の取材もさせて頂きましたし、「両忘会」には他にお二人、親しくさせて頂いている着物つながりのお友だちがいます。更に、最近動き始めた或るプロジェクトの長も、武者小路千家の高弟の方。まさに今日の茶碗の銘の「随縁」というものでしょうか。一つ一つのご縁を大切にしたいと思います。

          *

 最後に、恥ずかしながらこの日の私の着物の詳細を。
 全体の着姿は上の集合写真でご確認頂けたと思いますが、着物は、ごく淡い明るいグリーン地に松や波、苫屋などを描いた海浜風景の訪問着。きもの仲間のお友だちから、大変なお友だち価格で譲って頂いたものです。Kさん、ありがとうございます!この地色は顔を明るく見せてくれるようにも思い、大変気に入っています。
 こういった格の高い柄行きで、しかも季節に関係のないモチーフ、更に地の色の主張が強くない、という訪問着は、どのような季節のどのようなフォーマルの場でも対応可能な、万能の一枚ですね。更にその万能度を高めるために、染め抜きで一つ紋を入れました。何かあればこれを着て行けば良い、と、とにかく安心。心の安定剤的一枚となっています☆
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↑帯周りは、こちら。ふだん、私は、帯ときものにやや色のコントラストをつけた取り合わせが好みなのですが、この日はあくまで場に溶け込む装いにしたいと考え、同系色の帯を択びました。祖母から伝わった龍村平蔵の一本で、金糸を使っていますが、印象は控えめ。格の高い桐竹紋を織り出しています。帯揚げは綸子地の白、帯〆にだけ少し色を入れました。貝の口組で亀甲柄を組み出したもので、「渡敬」製です。

           *

桜沢さんをはじめ、ご一緒した皆様とのお話もとても楽しく、後炭点前が上手く行った社中の初釜に続き、今年は茶運(?)が良いような気がいたします。両忘会の皆様、連客の皆様、そして、有吉先生、ありがとうございました。

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「クロワッサン」誌にて、工芸ギャラリー「イトノサキ」畔蒜恵さんの「着物の時間」を取材しました 2018/01/27



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クロワッサンの連載「着物の時間」、発売中の今号では、大好きな、そして尊敬する先輩女性を取材致しました。
その女性とは…着物をはじめ染織品を中心に、器やアクセサリー、漆器などを紹介する工芸ギャラリー「イトノサキ」オーナー畔蒜恵さんです♡
着物好きにはもうおなじみですね。

今回のインタビューでは、そもそも洋服のデザイン学校に通いパタンナーとして活躍していた畔蒜さんが、どんな風にして着物の世界へと入っていったのか、そして、今、どんなお考えで着物や日本のクラフトに向き合っているのか、そしてそして、畔蒜さん好みのお着物について…といったお話を伺っています。
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上の写真は、今年のお正月、イトノサキで開かれた書初め&新年会の日に、一緒に写真を撮っていただいたもの(ピンぼけすみません)。
私が着ているのは、廣瀬雄一さんの江戸小紋。実は「イトノサキ」では、現在、「廣瀬雄一展」を開催中なのです(28日・日曜日まで)。
↓こちらは私の着物の柄のアップです。柳の葉を縞に意匠化した「柳縞」。素敵でしょう~♪
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そしてそしてこちらは、「クロワッサン」の取材・撮影の日に畔蒜さんが締めていた、廣瀬さんの帯。
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私の着物は江戸小紋らしい極小柄、畔蒜さんの帯は「中型」と呼ばれる大きめの柄で染められています。色の指定は畔蒜さんがされたのだとか。
今回の「廣瀬雄一展」では、このように、畔蒜さん好み、イトノサキ好みの新作がバーンと揃っています。皆様、まずは「クロワッサン」で私の畔蒜さん愛のこもった取材記事を読んで気分を整えた後、「イトノサキ」へぜひぜひ遊びに行かれてくださいませ!

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本の雑誌「kotoba」にて堀口茉純さんを取材。「江戸庶民の暮らしを知る」五冊について聞きました。 2018/01/18



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皆さま、「kotoba」という雑誌をご存知でしょうか。
集英社より、四季ごとに発行される250頁ほどの厚めの雑誌で、中身は活字がぎっしり。本を愛する人々の読書人生を更に豊かにするべく、「ねえねえ、知ってました?こんな面白い本があるんですよ」と読むべき本を推薦する、“本のガイドブック雑誌”なのです。
たとえば、発売中の最新号「冬号」の特集は、「中世史・近世史を読む」。
活字嫌いの人からすればマニアック過ぎるテーマでしょうが(日本の中世史・近世史に絞った内容です)、本好き、歴史好きの琴線に激しく触れて来る特集の選び方!
黒田日出男、山本博文、清水克行、亀田俊和先生などの史学者から、沖方丁、山本一力、和田竜氏など歴史小説作家。そして、春風亭昇太、出口治明氏のような歴史好きで知られる著名人まで、各界の碩学二十二名が日本の中世・近世を理解するにはこれを読め!という書物、それもマニアックな書物をこれでもかこれでもかと紹介し、どれも読みたくなって読書計画を立てるのが大変ーきゃー!と嬉しい悲鳴です。

そんな中、私は、江戸の暮らしを平易な言葉で語る“お江戸ル”として知られる堀口茉純さんに、「江戸時代庶民の暮らしを知る五冊」について取材しました。
取材前から、どんな本をご紹介頂けるだろうかととても楽しみにしていましたが、今回は、五冊すべて、江戸時代に発行された、言ってみれば“江戸の同時代本”を推薦くださいました。
さてさて、その五冊とは?
「江戸時代の言葉は、古文とは言ってもぐっと今に近いので、意外なほどすらすら読めますよ。分からない言葉があれば註解に目を通せばすぐ意味も取れるし、読まないともったいない」
と取材時に仰っていた通り、なるほど、この“江戸同時代本”で江戸の暮らしのこんなところが見えて来るのか!という楽しいブックガイドになっています。皆様まずはぜひ書店で「kotoba」をお手に取ってみてください。
私も、五冊のうちの一冊、式亭三馬の『浮世風呂』にガゼン興味が湧き、読んでみようと思っています☆

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初釜と書き初めの日のきもの 2018/01/11



今年最初のきもの日記です。いかにも新年!な行事、初釜と書き初めに着物で参加しました。
まず初釜の日‥と意気揚々ご紹介したいのですが、何と着姿の写真を撮り忘れてしまったので、置き撮りで。新年早々すみません‥。一カ月後にまたこのきもので茶会に行く予定があるので、着た状態の写真は、そこまでお待ち頂ければと思います。その時は帯を変える予定です↓
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きものは、綸子地に松のある海浜風景の一つ紋訪問着。きもの仲間のお友だちが数回着たものを、お安く譲ってくれました(紋は自分の家の紋に変えています)。とてもきれいな状態で、ありがたい。こういった格の高い柄行きの訪問着を一枚持っておくと、とにかく安心ですね。
帯は、「織悦」製。新古品で購入したものです。私の持論は、「きものファッションでは、紫が万能色」。ピンク系、青・緑系、グレー・黒系、黄色系、合わない色の傾向というものがありません。なので、この帯を見つけた時は、即購入。菊や桐を織り出しており、超古典でありながらすっきりとした印象。こういう雰囲気の帯やきものがたまらなく好きです。
帯締めは、お茶の先生に頂いたもの。先生に実際にコーディネートの中で使っているところをお見せしたかったことと、初釜なので、華やかさを加えようと択びました。
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今年の初釜で、私は「後炭」という点前を仰せつかりました。要するに炉に炭をつぐ点前なのですが、あれこれ手順があってややこしいのです。一つ何かをしては羽箒で掃く、ということを繰り返すので、自分が今どこをやっているのか分からなくなりがちです。
しかもこの点前、ふだんの稽古ではめったにしないものなので、全然まったく覚えていなかった‥更に我が家の和室は炉を切っていないため、エアーで稽古するしかない!幸い、以前、先生から不要になった炉縁を頂いていたので、それを畳に置き、深~い底があるつもりで年末年始、稽古に励みました。
上の写真がその稽古で使っていた道具なのですが、この釜、実は陶器製です。祖父の形見の奈良・赤膚焼き松田正柏作で、陶器製の釜は結構珍しいのではないでしょうか。その横の炭斗(籠のこと)、火箸、環は、何しろ家に炉がないため持ち合わせがなく、ヤフオクでお安いものを揃えました(何しろ稽古用ですから‥)。炭は、一回分のセットを購入して。いやはや点前のお役目が割り当てられると大変です。

でも、その甲斐あって、本番はノーミスで終えることが出来ました。実は、お茶を習って8年ほどでしょうか。何度も温習茶会や初釜で点前を経験して来ましたが、ノーミスは今回が初めてのことでした。お茶をされている方ならうなずいて頂けると思いますが、点前の座に座ると、必ず何かしら小さなミス(や大きなミス)をしてしまうものなのです。しかし今回は気持ちよく「羽生、ノーミスの演技です!」的な点前に。今年は良いことあるかしら、と、単純なので気を良くして稽古に励みたいと思います。

     *
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きものコーデ、二つ目は、書き初めの日に着たコーディネートです。
私のこのブログでも何回かご紹介している、青山の工芸ギャラリー「イトノサキ」で開かれた書初め会に参加しました。友禅作家であり、書の先生でもある桑原牧子さんに指導して頂きながら、書き上げたのは、「完」という一文字。新年から「完」なんて、もう今年も終わり?と突っ込まれそうですが、今書いている作品を書き上げる、という決意を込めて。有言実行となるよう精進いたします。

帯周りはこちら↓
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きものは、江戸小紋。帯は、羽と糸を染めた名古屋帯。ともに、模様の詳しい説明については長く書きたいことがあるので、後日のブログをお待ち下さいませ。
帯揚げは、そう、秋の丹後旅行で「小林染工房」で染めたものを初下ろししました。きものの色とちょっとトーンの違うグリーン系が入ることで、良いコーデになったかなと気に入っています☆
      *
この日は、書き初めの後、そのまま「イトノサキ」で新年会が開かれました。実はこの日は、あの「振袖事件」が勃発した日。オーナーの畔蒜恵さんがきものショップ「くるり」の出身ということもあって、会には同じ「くるり」出身者やきもの関係者が多く、あまりにも悲しい事件にみんなでため息をつきましたが‥、それでも、一筋のあたたかい光が。中に一人、現役の「くるり」社員の方がいたのですが、「私、うちの会社で何か出来ないか、明日話してみる」、と。その結果が、こちらです↓
http://kururi.tokyo/news/20180109.html

そう、「くるり」では、被害に遭われた方への着付けレンタル、着付け、撮影、全額無料。(1月中に申し込み)何という太っ腹でしょうか。
もしも周りに被害を受けた方がいらっしゃったら、ぜひこの情報を教えてあげてください。
今回の事件については、思うことが山ほどあります。実は事件直前の6日に書き上げ、編集部に送った或る原稿で、まさに「振袖はこのままで良いのか?」ということを書いていました。その雑誌「ぶ」は、3月上旬に創刊、発売されます。こちらもぜひお待ち頂ければと思います。

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「リシェス」誌にて、「開運」特集を担当しました。 2018/01/09



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新年の幕開けにふさわしいお仕事を担当いたしました。
発売中の婦人画報社「リシェス」22号にて、開運術に関する特集で取材・執筆しています。
事業や私生活の成功、幸福は本人の努力次第‥とは言いますが、もしかしたらそれだけではないかも…?と思うこと、多々あるのではないでしょうか。そう、努力とともに、「運をつかむ」「運の波に乗る」ということも、成功に欠かせない要素の一つなのかも知れません。
今号の特集では、そんな人知を超えた「開運」ということについて、各界の名士に取材し、その方その方なりのオリジナルな運気上昇ジンクスや開運アイテムについて語って頂きました。チベットの謎の貴石から素朴な蛙の石像まで、そこに秘められた物語をお楽しみください。

また、今号では、「Contributers」のページで、嬉しはずかし、写真付きで私の紹介もして頂いています。このプロフィール写真は、2年前だったか、我が家の庭で写真家の升谷玲子さんに撮って頂いたもの。こちらのページも併せてご覧頂けたら幸いです!

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女がミニスカートを脱ぐ時 2018/01/05



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昨年は、初夏に、3年がかりで取り組んでいたノンフィクション小説をようやく出版することが出来、更に雑誌や広告の分野でも多くのお仕事を頂き、プライベートでは細々とではあるもののお茶の稽古と新しく書の稽古も始め、お友だちとも数々の楽しい時間を過ごし‥‥例年と変わらず、ありがたく充実した一年だった。
けれどその中で一つだけ大きく変わったことがあって、それは、自分の体力の衰えを実感したことだった、と、年が明けた今しみじみと思う。

我が家は父方が長命かつ頑健な家系で、一般に「女子は父親の家の体質に似る」と言うけれど、私もどこででもすぐぐっすり眠れることや視力がとても良いこと、健康診断の値もどれもちょうど真ん中の健康体で、そもそも広告代理店に長年勤務していられた、ということ自体が父方の頑健な血を引き継いでいる証左だったと思う。
振り返ってみればその代理店時代、四徹(4日間完全徹夜で編集)や4カ月間休日なし(もちろん後で代休を取得)など、数々の修羅場にさすがにふらっと来る日があっても、その週末に一日、10時間ほど寝ればすべてリセット。またうるさいくらいに元気に働ける頑丈女だった。
退職してフリーになってからもこの体力は変わらず、様々な無茶ぶり案件も不眠不休で乗り切って校了したその日に10時間も眠ればすっかり元通り。超人だね、と家族友人に驚かれる元気ぶりで突っ走って来たのだった。

ところが、昨年、初めて、「疲れがいつまでも取れない」という経験をした。9月の終わりから10月下旬まで、仕事がたまたま四本同時に重なり、1週間で合計10時間ほどしか眠れない時期もあったようなハードワークになってしまった。ただ、これまでだったらこのくらいのことは必ず一日でリカバリー出来ていたものが、今回は初めて、その後だらだらと1カ月近くどことなく体がだるいというような不調が続いたのだ。
そう言えば、その少し前から、原因不明の右腕痛と右足首痛にも悩まされていた。整形外科でレントゲンを撮ってみても、骨には何の異常もない。要するに使い過ぎです、と診断が出たけれど、特に何か新しい運動など始めた訳でもないのだ。
確かに手首は職業がら常にマウスの上に置いて酷使しているし、足首については、中学時代の部活動で土踏まず付近の筋肉を傷め、実はいつも少しかばいながら歩いている。これまではそんな無理をカバー出来ていた筋肉の力が、ここへ来ていよいよ今まで通りには働かなくなって来た、ということのようだった。
仕方がない。今年は年女。つまりは五十年近くも暦が回り、その年月の間、筋肉も骨も内臓も脳みそも、それこそ一日の有給休暇も取らず働き続けているのだから、ガタが来るのも当然だろう。人によって体力の衰えが現れ出す年齢はもちろん違うけれど、私の場合は四十七の昨年に、それが出始めたということなのだろう。

       *

実は、ああ、自分はもう若くはないんだな、と感じたのは、昨年よりもう少し前のことだった。確か2年前だったと思うけれど、明日はどの服を着て行こうかと鏡の前で試しに着たり脱いだりしていた時、突然、それまで当たり前に着ていた膝丈のワンピースがとてつもなくちぐはぐなものに見えた日があったのだ。そのちぐはぐぶりがあまりにも目に慣れず、その時、しばらくの間じっと鏡の中を他人のように眺める自分がいた。
そして、その翌日から、もうミニスカートをはくのはやめようと決めた。ウェストも体重も二十代、三十代と変わっていないし、肌の具合もすこぶる好調だった。それでも、何かがかすかにこれまでと異なっている。心優しい友人に、
「ねえ、私、まだ短いスカートをはいていても大丈夫かな?」と訊けば、
「もちろん!そのワンピース、マヤちゃんにとっても似合ってるよ」
と言ってくれるだろうし、そもそも服なんて何を着ようが個人の自由なのだから、着たければ一生ミニスカートで過ごしたっていい。けれど、「何かが違う」というそのかすかな違和感に敏感でいることも、一つの人生の美学ではないかと思っている。
幸い、私の住む市にはリサイクルセンターという施設があるので、その日以来、膝丈のワンピースやスカートは季節ごとにすべて寄付に出すようにしてしまった。だから、今、私の手元にはミニスカートは一枚も残っていない。それで寂しいかと訊かれれば、これが不思議とそうは感じないと言うと、負け惜しみだと思う人もいるだろうか?

人間は、すべての生き物は、いつかは土に還っていく。それを口惜しく思いどんな手を使ってでも抵抗してやるとがむしゃらになる人もいるし、それも一つの美学だとは思うけれど、私はそういうあり方にどうも魅力を感じることが出来ない。それよりも長年何匹もの猫と暮らして来て、老いに関しては猫に学ぶことが多いと思うのだ。
猫たちも、ある時を境に急速に体力が衰え、たとえばこれまで楽々と上がれていた木の幹に飛び上がることが出来なくなってしまう。そうすると、ちらっとその幹を見上げて猫たちはその日以来二度と飛び上がることはなく、けれど特に卑屈になることもなく同じその木の周りで淡々と日々を送る。陽の照る日は木が降らせた落ち葉のベッドでぬくぬくと眠り、気が向けば小さな虫をひゅっと捕まえて遊んでみたりもする。どの子も不思議と自分の死期を悟って、ぼろぼろの体を引きずりながら最後の挨拶に顔を見せにやって来て……そしてどこかへ消え、一人で死んでゆく。そういうこざっぱりとした生き方が出来たらいいな、と思う。

新年から何を暗い話をしているのだ、と言われそうだが、むしろきわめてポジティブな年頭辞を書いているつもりなのだ。“美魔女”を目指すなど真っ平ごめん。だけどいわゆる“大阪のおばちゃん”でいいと開き直るのもかえって居心地が悪い。そうではなく、猫のようにこざっぱりと、飄々と生きていきたい。私が手放したミニスカートをはいた女の子と、今年はすれ違うことがあるだろうか?


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「クロワッサン」誌にて、常盤貴子さんの"着物の時間"を取材しました。 2017/12/25



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本日発売のマガジンハウス「クロワッサン」誌での連載「着物の時間」にて、女優の常盤貴子さんを取材しました。
私のブログやFBを読んでくださっている方々の中には、NHK「京都人のひそかな愉しみ」のファンの方、多いと思います(私も大好きで、NHKオンデマンドで何度も繰り返し見ています)。
今年の春まで続いた第一シリーズでその女主人公・三八子を演じた常盤さん。
「京都を体現する女性」という、全国の着物好き・和文化好きが鵜の目鷹の目で見つめる難役を見事に演じ切られましたが、その背景には、常盤さん自身が大の着物好きで、ふだんから着物を楽しんでいらっしゃる‥という素敵な事実があったのでした。
取材当日は、一見無地に見えて実は‥?な素敵な結城紬で登場。ぜひ誌面でご覧ください!

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「美しいキモノ」冬号にて、「『わろてんか』と大阪商家のきもの文化」企画を担当しました 2017/12/11



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発売中の「美しいキモノ」冬号にて、「『わろてんか』と大阪商家のきもの文化」というテーマで、8ページを担当いたしました。
現在好評放送中のNHK連続朝ドラマ、「わろてんか」。
吉本興業創業者の吉本せいをモデルに、大阪から全国へ、一代で笑いの王国を築いた女性の物語ですが、このドラマをきもの専門誌らしく、衣服や生活文化を中心に見ていこうという企画です。
まずは4ページ、主演の葵わかなさんが登場の「主演女優インタビュー」、衣装で見る名場面紹介をお届け。忙しい収録の合間を縫って撮影・取材にご協力頂いたわかなさんの、愛らしい振袖姿と主演にかける意気込みをご高覧下さい。

そして次ページからは、大阪歴史博物館の中野朋子学芸員に取材するなどして、明治から昭和戦前までの「大阪の商家のきものスタイル」を探りました。
関西出身の方、また、戦前の大阪を描いた小説やドラマがお好きな方は、「ごりょんさん」という言葉を耳にされたことがあると思います。
標準語で言えば、「女将さん」。中規模以上の商店の店主夫人で、夫ともに経営を内側から、時には表にも立って支える女性を指す語です。主婦であり、キャリアウーマンでもある「ごりょんさん」という独特の存在は、では、どんなきもの姿で日々を過ごしていたのか?どこで買い物し、どんな色や柄を好んだのか?「ごりょんさんのきものスタイル」に着目して掘り下げました。
これまでこの角度からごりょんさんを採り上げた研究・記事はほとんどなく、面白い読み物になっていると思います。ぜひご高覧頂ければ幸いです。

更にもう一つ。冒頭で触れた吉本せいは、そんな大阪のごりょんさんの伝統のにおいて、自ら社長となり、新しい産業を創造した特に型破りの女傑。そのせいの生涯ときものスタイルについても、吉本興業のご協力を頂き、実際の遺品を交えながらたどっています。

全8ページ、西端、大阪出張・入魂で取り組んだ企画です。ゼヒご高覧ください!

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