MAYA from West End

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*日記は日本語のみで、翻訳はありませんが、時々全文中国語の日記も書きます。
*日記の写真はデジタルカメラと携帯のカメラで撮影したものであり、作品写真ほどのクオリティはないことをご理解下さい。「本気で写真撮る!」と思わないと良い写真が撮れない性質なのです。

*這本日記基本上用日文寫、沒有中文和英文翻譯。可是不定期以中文來寫日記。請隨性來訪。
*日記的相片都用數碼相機或手機相機來攝影的、所拍的相質稍有出入、請諒解。我一直覺得不是認真的心態絕對拍不出好的東西。
© 2011 Maya Nishihata
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神楽坂で小さなきものの会を始めました 2018/04/10



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先週末、神楽坂にて、きものについての小さな勉強会を開きました。
「神楽坂きもの文化塾」というこの会は、上野池之端「道明」の当主夫人で服飾史研究家の道明三保子先生と、「美しいキモノ」で長年染織の現場の取材をされ、今はフリーランスで活動されている富澤輝実子先生、そして私、西端の三人で主宰しています。道明先生が塾長で、私はもちろん平の事務方であります☆

「道明」は長年、池之端で組紐の教室を開いていますが、神楽坂にも分校的な教室があり、その教室が空いている時間帯を使い、二カ月に一度ほどのペースできものときものにまつわる様々な物事を学んだりワイワイと話し合ったりする場を作ったらどうだろう‥そんな話が三人で食事をしている時に何となく話題に上り、あれこれとプランを練った後、実現の運びとなりました。
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第一回目となった今回のテーマは、「まるごと結城紬」。
これまでに20回近く!結城での現地取材をしている富澤先生が、紬って何?という基本のきから、現地に足を運び様々な人脈をお持ちだからこそ知り得た生産体制の裏事情のようなディープなお話、また、手織りの結城と機械(動力織機)の結城の見分け方と着分け方(決して機械で織った結城が悪いものだという訳ではないのです)といった深い知識まで、充実の講義となりました。
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座学の後は、富澤先生と道明先生がお持ちくださった結城と結城縮みを実際に触って頂き、布の感触を覚えて頂く時間。
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また、開催前に、お手持ちの結城や、結城かな?と疑問の着物や端切れを持って来ていただくよう呼びかけていましたので、そちらを富澤先生に見て頂く“鑑定タイム”も楽しみました。
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毎回、神楽坂周辺の和洋アジアスイーツでお八つタイム♪も、私たち三人がぜひ実現したかったこと。
一回目の今回は、飯田橋「萬年堂」の「御目出糖」を。東京友禅作家、着付け師、和裁士、きもの店経営といったきもの業界人の方からきもの愛好家、初心者の方まで、小さな教室ですので十人ほどで、和気藹々と過ごした2時間半となりました。
        *
「神楽坂きもの文化塾」は、今後も長くゆっくりと、小さく、でも深く掘り下げた内容で続けてゆく予定です。お代は頂きますが、ごくリーズナブルに。塩沢や大島など各地の紬、絹糸の話、組紐(帯締め)の種類と歴史、シルクロードを通じた布や模様の伝播の歴史、髪型講座、ワンポイント着付け講座、みんなでワイワイ帯と帯締めコーディネート茶話会(道明の帯締めを使って!)‥などなど、きもの愛に満ちた内容をお送りする予定です。
ご興味のある方はご案内状をお送りしますのでご連絡ください。ただし、営利宣伝目的や、自分が自分がと質問時間や懇談時間の大半を自分の話に使ってしまうような自己愛丸出しの方は、ご遠慮いただきますよう。なごやかでさわやかな時間となるよう、事務長の西端が厳しく目を光らせております☆

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「傘寿まり子」で話題、漫画家おざわゆきさんの「着物の時間」を取材しました。 2018/04/02



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マガジンハウス「クロワッサン」で毎月後半の回を担当している「着物の時間」、今月は、漫画家のおざわゆきさんの着物物語を取材しました。

おざわさんといえば、現在連載中の「傘寿まり子」が大きな話題を呼んでいます。
主人公のまり子は、八十歳。傘寿を過ぎ、息子や孫に囲まれて余生をのんびりと暮らす‥はずが、訳あって家出。八十にして新たな人生を生き直す、という新しい切り口の物語です。高齢化社会まっただ中のこの国で、話題をさらうのも当然でしょう。

そんなおざわさんが大の着物好きだという噂をキャッチし、今回の取材となったのですが、「八十歳の波瀾万丈」を描こうと思いつくなんて、どんな漫画家さんなのだろう?もしかしてとても気難しかったり、はたまたぶっ飛んだ方なのかしら…
‥と、お会いする前は実はこわごわだったのですが、意外にもほんわかとやさしい方で、そのやわらかい当たりで人生を行き交う人々とほわほわとお喋りを交わしながらしっかりと社会に萌芽する新しい動きをとらえていらっしゃるのだと感じました。素晴らしいことですね。

そんなおざわさんのお好みは、「NEO着物」「モダン着物」と言われるような、新しいタイプの着物スタイル。
記事中では、着始めた当初はオーソドックスな紬や小紋をお召しだったこと、そこからどんな風に現在のモダン着物好みへと変遷していったのか、三十代、四十代、五十代、と誰しも年齢を経て好みや似合う着物が変わって行く中で、今、このスタイルが気分いい、という心の動きを語ってくださっています。
ぜひご購読ください!
    *
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今号の「クロワッサン」は収納特集です。片づけアドバイザーやお洒落雑貨店店主さんなどがたくさんの収納の知恵を披露。早速私も一つ取り入れてみようと思うアイディアを見つけました。
こちらもぜひご高覧ください♪

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お花見嫌い 2018/03/25



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花見というものがどうも好きになれない。
もともとばか騒ぎが好きではないこともあるけれど、ほとんど白に近いくらいごく淡い色をつけて咲くあのはかない花の姿を、ただ静かに眺められれば十分幸福だと思うのだ。
もちろん、ごく親しい人と、花の下を静かに歩く花見なら好ましい。けれど歌や踊りや酔って大声を出しどうでもいい冗談を飛ばし合うことが、何故必要なのかと思ってしまう。ある時代々木公園の花見に呼ばれ、トランスやらダブやらが拡声され酔ってしゃがみ込む老若男女のみにくい姿をつくづくと眺め、金輪際二度と一生、大人数の花見には参加しないと胸に誓った。

‥そんな訳で、毎年桜の花はひっそりと慈しんでいる。
我が家の庭にも小さな桜の木があるし、近所に穴場中の穴場と言える公園があって、そこを晴れた日の午後にゆっくりと散歩する。長方形のその公園には見事な桜の木が十本ほど等間隔に植わっていて、近所の人がぽつぽつとやって来てはベンチに座り、深呼吸するように桜を眺め、やがてそれぞれの家にひっそりと帰って行く。
たぶんそこへ来る人はみな私と同じように花見のばか騒ぎを好きになれない人たちで、この大切な場所を誰にも教えたりはしないから、いつまでも好ましい静けさが守られているのだろう。
こうしてまた桜の季節がやって来た。ひねくれ者にはひねくれ者の小さな春が、今年も満開に花をつけている。


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着物の“伝統”はどこまで伝統か?――新創刊の和文化雑誌「ぶ 江戸かぶく現代」に論稿を寄稿しました 2018/03/15



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男子こそ、振袖を着るべきである。何故ならそれが日本の「伝統」であるから――
そんな挑発的なメッセージを冒頭に置いた血染め固めの盃討ち入り果たし状のような、けれど熱いラブレターのような三千字ほどの論稿を、新創刊の雑誌に発表しました。
タイトルは、「着物永久進化論宣言」。
着物を堅苦しく、難しく、いやにごてごてとそして神々しく祭壇にまつり上げてきた「着物、かくあるべし」という「着物の伝統」の虚偽を、「振袖」という、今年ことに社会問題とさえなった一形態を軸に、確実な歴史資料に基づきながら帯をほどき、上前をはだき、襦袢を脱がすようにして暴きたて、その結果裸になった彼女=“着物の本当の愛し方”を、公開ラブレターのようにして書いた論稿です。
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発表の場となった雑誌の名は、「ぶ 江戸かぶく現代」(年1回刊行)。
「江戸かぶく現代」は副題で、純粋な誌名は「ぶ」。取次や書店さんからは「誤植でしょうか?」と問い合わせが相次いでいるという、この一見ふざけたような雑誌のページを繰れば、裏千家の若き宗匠がデコトラで囲まれた狭小空間=茶室で運転手さんに一服を差し上げ‥↓
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江戸時代末期の国民的集団ヒステリー「ええじゃないか」の再来とみまごうライブ風景写真と、その仕掛け人であるパンクバンド「切腹ピストルズ」のインタビューが掲載され‥↓
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一方で、日本服飾史の第一人者、武蔵大学教授・丸山伸彦先生のロングインタビューが展開され‥↓
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舞踊と武術。日本の正統パフォーミングアーツに新解釈を繰り広げる若き表現者たち(花柳凛、源光士郎ほか)↓
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二十歳の新鋭フォトグラファー・零による、振袖新時代を告げる“ネオ振袖”のファッションストーリーのみずみずしさに胸が震えます。(私の論稿はこの組み写真の対として掲載されています)↓
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その他にも書きつくせないほどの才能たちが表現と思想とをぶつけ合ったこの空間に、名を連ねられて良かった、と、今、心から思います。
何故なら、ここに集った人々は皆、頭がちぎれそうなほどに「日本」とは何か、「伝統文化とは何か」を思考し、そして胸が破けそうにそれらを愛しているから。そしてそこに新しい命を吹き込む者であろうとしているから。そう、誌面中、私が最も好んでいるこの写真のように‥↓
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強いエネルギーに満ちたこの雑誌を作り上げたのは、フォトグラファーであり、編集者である、腰塚光晃さん。
その背後で、中目黒でカッティングエッジな着物店「kapuki」を営むスタイリスト・コシヅカレイコさん(そう、腰塚夫人でもあります)とkapukiスタッフの藤井千晶さんが、編集部員として腰塚さんを支えました。
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(↑先日開かれた打ち上げ会で皆様と。腰塚さんは、写真右上の眼鏡の男性。レイコさんはそのお隣り。藤井千秋さんは左下の写真でしゃがんでいる女性です。
着物の男性お二人は、紋章師の波戸場承龍・耀次さん親子。紋章師とは、着物の背中などに家紋を描く職人で、お二人は大正時代からのその家業に加え、家紋をスタッズで表すなど、デザインの領域に踏み込んで快進撃を続けていらっしゃいます。「ぶ」ではP62-63にステッカー化した家紋が登場しているので要注目。
写真左中で日の丸のセーターを着ているのは、販売元であるオークラ出版の営業、長島さん。営業特攻隊として各書店に切り込んで行く根性を語ってくださり、西端、惚れました。そして写真右下では、丸山先生と)

「ぶ」は、先週より、紀伊国屋書店新宿本店、代官山・中目黒・銀座・阪急梅田の蔦屋書店、丸善丸の内本店に並んだほか、amazonでの購入、全国各書店での注文取り寄せももちろん可能です。ぜひ皆様、私たちのこの挑戦をご自分の目でご覧になり、そしてともに思考して頂けたらと切に願います。

最後に一言私信を。
15年以上前、まだ会社員だった私が当時全盛のmixiに思いつくまま文章を書き散らしていた頃から、私の文章が好きだと言って応援をくださって来た皆様へ、そして新たに好きだと言って応援に加わってくださっている皆様へ。
今では文筆業で何とか生計を立てている私ですが、それでも、その都度媒体に合わせ自分の文体を調整していることがほとんどであることは、皆様にもご理解頂いているかと思います。けれど、この「着物永久進化論宣言」こそは、100%、私、西端真矢の文体で書かれた文章です。そのことを、最後に、愛を込めてお知らせしながら、この論稿の冒頭文章に戻り告知を締めくくりたいと思います。

男子こそ、振袖を着るべきである。
――そう主張したら、あなたは笑うだろうか。
この男子とは、みずみずしい黒髪に切れ長の瞳、小鹿のように敏捷で正義を愛する白皙の美少年。彼らこそ振袖を着るのに最もふさわしい。
――そう言ったら、あなたは眉をひそめるだろうか。
けれど…

「着物永久進化論宣言」、そして「ぶ 江戸かぶく現代」を、ぜひご高覧頂ければ幸いです。


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クロワッサン「着物時間」にて住吉美紀さんの着物物語を取材しました。 2018/03/08



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日々どたばたしているうちに、書店に並ぶは明後日まで…とギリギリのタイミングとなってしまったのですが、マガジンハウス「クロワッサン」の連載「着物の時間」にて、アナウンサーの住吉美紀さんを取材しました。
釜我敏子さんのやさしい色合いのお着物で登場された、住吉さん。雑誌に出る際は、どんなにふだん着慣れている方でも着付け師さんをつけるのが常套なのに、今回、自前の着付け!
しかも、数年前までは着物に興味がなく、むしろ苦手意識を持っていたというのだから驚きです。今やこの上達ぶり、そしてはまりっぷり。そんな住吉さんの着物物語、ぜひ、お読み頂けたら幸いです。(発売期間を過ぎても注文はできますので!)

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猫の病気と母の不思議な手かざしパワー 2018/02/22



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 222(ニャンニャンニャン)で猫の日の今日、けれど、我が家のチャミはちょっとしょんぼりとして過ごしています。
 10日ほど前のことになりますが、何故か一日母のお布団にもぐって寝てばかり、ということがありました。夕方になってやっと出て来たと思ったら、やたらと尻尾の付け根辺りを、もう執拗なくらいなめなめしている。けれどこの子は、ふだんから“一カ所集中型”でなめなめをすることの多い、ちょっと変わった子なので気に留めていなかったのですが‥翌日、ふとそのお尻の辺りに目をやると、薄っすらと血に染まった毛が見えるではありませんか‥!更によく調べてみると、肛門の周りの肉がごっそりとえぐれたようにへこみ、ただれまくっている‥!卒倒しそうになりました。
それでも本人はいたって元気で、私の部屋と母のいる居間とをしじゅう往復してご機嫌。しかし、これは大変だ、とふだんから動物病院が大嫌いでキャリーバッグに入れるのに阿鼻叫喚一騒動あるため考えるだけでこちらが頭痛がして来るのですが、家族三人で逃げ回るチャミを捕獲し、無理やりバッグに押し込んだところを一度脱走、もうだめか‥と力尽きる私と母を横目に父が再度頑張り、無理やり捕獲してウギャーーーーーっ!とまるでこちらが動物虐待しているかのように鳴き叫ぶのを無理やりバッグに押し込み、ようやく病院に連れて行くことが出来ました。
 ‥と、ここまでで飼い主が激しい精神疲労に見舞われます。
        * 
 こうしてたどり着いた病院での診断の結果は、肛門嚢炎。猫にはわりとよくある病気だそうで、しかも「重症ではないですよ、安心してください」と言って頂くことが出来ました。
これまで、家猫、庭猫を含め十匹近くの猫と暮らして来ましたが、この病気になった子は初めて。まったく知らなかったのですが、猫の肛門の下辺りにはスカンクのように匂い袋がついていて、敵に遭遇した時、そこから臭い液体を撒き散らして撃退の武器とするのだそうです。
 この液体、ふだんは、自分で周辺をなめなめしたり、また、うんちをするときに押されるなどして少しずつ外へしみ出すそうなのですが、年を取ると液体自体がどろどろとして、出にくくなるケースがあるのだそうです。うちのチャミももう十歳。立派な中年なのだから、仕方がないのでしょう。これからは時々この袋の辺りを押してあげると良いですよ、とアドバイスされました。
 そして、「病院通いはチャミちゃんには無理ですね」と先生も臆病ぶりをよく知っていてくださっているため、強い抗生物質を注射。なめなめは猫のアイデンティティとも言える日々の大切な生活習慣ですが、あのざらざらの舌で傷口をなめるとせっかくふさがった傷もまた元の木阿弥になること必定。エリザベスカラー装着、しかも2週間も‥!と厳命されました。
         *
 そんなこんなで、10日ほどが過ぎた今日も、猫の日だというのにチャミはエリザベスカラー付きで若干不機嫌に過ごしています。
 何しろ今まで飼った子たちのなかでも、ナンバーワンにグルーミング好きの清潔マニアの子なので、なめなめが出来ないことがどれほどつらいだろうか‥と考えただけでも私と母は涙目。
 しかし、実は我が家には秘密兵器があるのです。それは、母のマジカルハンドパワー!
我が母はちょっとかなり子どもっぽくていらっとさせられることも多い人なのですが、その分縄文人的な原始パワーを保持しているのでしょうか、これまでにも猫たちがけがをした時などに患部に手をかざすと、お医者様がびっくりするくらい治りが早かった…ということが何度かありました。
 そう言えば、以前、母が普通の整体教室と間違えて怪しげなスピリチュアル整体団体に見学に行ってしまったことがあるのですが、その時など、サイキックがかった人間同士で共鳴し合うものがあったのか、手かざしを受けたところ、何と、目の中からどろっとした緑色のゼリー様の液体が出て来たことがあったと言います。恐らく体の老廃物ではないかと思いますが、そんな話、聞いたことがあるでしょうか?天然童女パワー、恐るべしです。
          *
 …と、そんな母なので、
「ママのハンドパワーはすごいからさ、チャミのお手当てよろしくね。きっと早く治るに違いないから」
とおだてまくってみたところ、何しろ単純な人なので、一日に数回、うーんと目を閉じて手をかざし、チャミのために頑張ってくれました。
 結果、4日ほどで、あんなにぐちゃぐちゃだった傷口がかさかさに乾き、かさぶた状に。やっぱり治りが早い‥!ママすごい‥!と飛び上がって喜び、すると、母も父もとにかくエリザベスカラーを取ってあげたい一心のため、「先生(私のこと)、もう取ってもいいんじゃないですか」と矢のような督促をして来ます。
確かに、チャミはどうしてもエリザベスカラーの幅の感覚をつかむことが出来ず、あちこちにぶつかりながら歩く姿は何とも哀れだし、いつものように顔をなめなめしようとして手が届かず、いらいらと体を振っている様子も涙を誘います。大丈夫かな、と、6日目、根負けしてカラーを外してあげたのですが‥喜び勇んでがしがしと傷口のところばかりを集中してなめ、結果、かさぶたは瞬く間に散り散りに雲散霧消。元の通りの見事にどろどろ傷口に現状復帰したのでした‥。
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ということで、即座にカラー復活。10日目の今日も、めでたい猫の日だというのにまだ取ることが出来ていません。
 今ではもう大分カラーの存在にもだいぶ慣れ、寝る姿勢もこなれたものになって来てはいますが‥、本当に、早く取ってあげたい。母は母でがっくり来て2日ほど治療(?)を休んでいるあたりがまた子どものようでいらっと来るのですが、昨日から気を取り直して手かざし復活。すると今日になって一気にかさぶた化が進んでいるのは偶然なのでしょうか‥?
ともかく、今度は自然にかさぶたが取れるまで、心を鬼にしてカラーを外さない気構えです。チャミちゃん、もう少し我慢してね。それにしてもうちの母のような手かざしパワーを持つ人、皆さんの周りにはいらっしゃるでしょうか??


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「美しいキモノ」春号発売!付録小冊子「きもの110番!」を担当しました 2018/02/20



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本日発売の「美しいキモノ」春号、皆様もうお買い求めになられたでしょうか?
私は今号、特別付録の小冊子「きもの110番!」であちこちのページを取材執筆しています。
これは、「外出先で髪がほつれてきて困った!」「衿がゆるみがち。どうしたらよい?」「帯〆の格が分からない」などなど、きものの「困った!」に何でもお答えしようというイエローページ的小冊子。皆様のきもの生活のお役に立てば幸いです。
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今号の第一特集は、「この春、小紋で歌舞伎へ!」
その名の通り、素敵な小紋で観劇を楽しみましょうという企画で、個人的には、我が意を得たりという思いです。
と言うのも、襲名公演など特別な場合は別として、歌舞伎や相撲を見に行くのに訪問着、という感覚が、どうも私にはなじめないため。
もちろん、法律がある訳じゃなし、好きなものを着れば良いのだし、人様のことをとやかく言う気はありませんが、我が家の感覚では、ちょっと格の高めの柄の小紋、或いは遊び気分のある柄の付下げあたりで歌舞伎へ、というのが一番しっくりと来ます。今号にはまさにそんな小紋がたくさん。皆様ゼヒお楽しみくださいませ。
私は特に、上の写真の、黒地に花筏の小紋(P39に掲載)が、素敵~こういうきもの好きだわ~ほしい~と目がハートマークになってしまいました♡
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その他にも、「丸紋のきもの」「結城紬と大島紬徹底比較特集」、先ごろ亡くなった江戸小紋の人間国宝小宮康孝さんの追悼特集などなど、今号も盛りだくさん。
皆様ぜひ書店で、電子書籍でお買い求めください!

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立春の日に初釜へ(きものコーディネイト付き) 2018/02/06



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 先週の日曜日、立春の日、お招きを頂き武者小路千家「両忘会」のお初釜に伺いました。
 実は、一月最後の二週間はたまたま四誌の〆切が重なってしまい、毎日相当の精神の緊張が続いていました。その荒波がすべて引いていく日をまるで知っていたかのように、随分前からご招待を頂いていたこの日の初釜がめぐり来るとは!晴れ晴れと、そして清々しい気持ちで会場の三田「水光庵」へ向かったのでした。
         
 この「水光庵」のことは、食通の方ならよくご存知かもしれません。「嵐山吉兆」で長年料理人を務められた石田知裕さんが独立して開いたお店で、三田のマンションの一室にあります。本格的な茶室と、椅子で頂けるお食事の部屋とを備えた懐石料理店で、紹介者なしには訪ねることの出来ないお店。もう今回の機会が楽しみで楽しみでたまらなかったのでした。
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↑当日は、待合(こちらも椅子席です)で、まず主菓子を頂きました。日本橋「日月堂」製のこちらの銘は、「LEON」。今日のご亭主であり、「両忘会」主宰の武者小路千家お家元直門・有吉登聖先生の愛犬レオン君が、野原に遊ぶ姿でしょうか、戌年にちなんで親バカぶりを発揮されたお菓子に、楽しい初釜の幕開けとなりました。
 またこのお菓子が、ほのかに抹茶の味がしたような?複雑なお味で美味しいのです。私は大の甘党、且つ、大の大の練り切り好き。現在、都内の菓子店の練切を食べ比べているので、大変気になりました。近いうちに「日月堂」へ足を運び、季節の練切を買い求めてみようと思います。

 そして、本席へ。
 都心のマンションであることを忘れてしまう清々しいお茶室に、お床には荘重な表装のお軸がかかっていました。
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↑こちらは、後からご説明を伺ったのですが、戦国武将細川幽斎が、梅の美しさとその梅のように永遠に有吉家が栄えてゆくことを詠んだ歌を、お軸にしたものだということです。
 実は、有吉家は、代々肥後熊本藩の家老を務め、明治以降は男爵に列せられた名門。主君である細川家が家老の有吉家を思い、その繁栄を寿いだ歌。しかも梅を詠んでいる、ということで初釜に掛けることとされたのでしょう。
 もちろん「どうだ、僕の家ってすごいだろう」と自慢されている訳ではありません。このお軸をともに見る、私を含め今日の客人全員が梅の花のように咲き誇りますように、という願いが込められていることを感じます。しかも私は戦国時代好きの・布好きと来ていますので、博物館のガラス越しではなく、じかに、しかも当時のままという表装で文武ともに長けたことで名高い有名武将の字を拝見出来ることに、もうこれだけで、「今日、ここへ来られて良かった!」と感激で胸がいっぱいになりました。
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↑そのお軸の下で、美しい雪松の絵の袱紗に載っているのは、初釜恒例の干支の香合です。こちらは和田桐山の作とのこと。
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↑その横には、有吉家伝来の『源氏物語』の冊子が飾られていました。皆様もよくご存知の通り、『源氏物語』には五十四帖があり、そのどこを選ぶか、というところに亭主からメッセージがかくされている訳ですが、この日置かれていたのは、『若菜』の帖。源氏の栄華が頂点に達していた一時期を描いた帖で、ここにも、我々客人の今年一年が輝かしいものであるように、という先生の温かい願いが込められていました。
 ちなみにこの冊子、有吉家のお姫様が書かれたものとのこと。武家のお姫様がどのような字を書かれるのかゆーっくりと拝見したかったのですが、他のお客様もいらっしゃることですし、そこはぐっと我慢の子でありました。
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↑お床で更に感じ入ったのは、こちらの竹花入れ。有吉先生が自ら作られたもので、少し斜めに曲がった面白い竹に巡り会われ、そこを上手くお使いになったということなのでしょう、単に侘びというのではない力強さのようなものを感じました。
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↑そして、点前座には、このようなお道具組が。
 天板と下の台が扇の末広の形をした「末広棚」に、雅やかな六色の組紐が下がり、お棗は、こちらも新春らしい梅の柄。いかにも新年を寿ぐ雰囲気がただよい、初釜と言うと「島台」と呼ばれる金銀揃いの浅いお茶碗を使うことが定番なので、ああ、ここに島台が運ばれて来るのだろうなと思っていると‥
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↑意外なことに、先生が持ち出されたのは、戦国時代の荒々しい気風のたまものである、黒織部の沓茶碗。大変に強い色である黒色に、ぐしゃっとつぶれた形をした茶碗のことをこう呼びます。人間国宝・荒川豊蔵の作で、銘は「随縁」。武者小路千家若宗匠のご齋名でもあるかと思います。有吉先生より、本日ご招待を頂いた我々客の一人一人に向かっての、今年も縁を深めていきましょうというメッセージ。しかもそれが織部茶碗だからこそ大変に力強く伝わって来るように思い、嬉しい気持ちになりました。
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その茶碗へと抹茶を振り出すのは、爽やかな白の茶入。こちらは、朝日焼きの窯元朝日豊齋の作。「陽光」と名づけられた通り、裾の部分にかすかに光を感じさせる釉薬の動きがあり、立春、つまりは日本人にとって本来の初春である旧暦の年の初めの今、これから春に向かってゆくことの喜びが表されていました。
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↑こちらの写真は、お点前中の先生のお姿。他にももっともっとご紹介したいお道具が数々あるのですが、すべてをご紹介することはさすがに長大になり、難しいのが残念です。
 お茶と言うと、お茶をされない方は、ただひたすら点前のことだけを思い浮かべ、礼儀作法を学ぶことと考える方が多いと思うのですが、本当は、道具とその組み合わせを通じて客人にどのようなメッセージを伝えるか、それをまた客がどう受け止めるか、というところに真髄があるかと思います。
 そんな中、今回のお席を拝見して伝わって来たのは、武家の美意識だったように思います。正月の寿ぎの雅やかな空気はもちろん保ちながら、定型よりもやや力を感じさせる道具をところどころに配し、そこに亭主の個性がある。文を解しながら武の力の重要性を知っていた武家の美学が表れているように感じ、大変面白い一時を過ごしました。
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↑こうしてお濃茶、お薄と頂いた後は、お部屋を移り、「水光庵」の点心を。京都仕込みの上品な味付けがすっと喉に通り、ああ、口福です。
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↑中でも感動したのが。こちらのお椀。お味噌の味の出方が強過ぎもせず控えめ過ぎもせず、それは出しとの兼ね合いから来るものだと思うのですが、もう絶妙なのです。この一碗のためだけでもまた訪れたい!
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↑こちらは、点心の前に、先生、そしてご一緒した皆様と。僭越ながら先生のお隣りに座らせて頂きました。私の向かって右隣りの方は、漫画家の桜沢エリカさん。「両忘会」でお茶を学ばれています。桜沢さんのことは、昨年のちょうど今頃、「クロワッサン」の連載「着物の時間」で取材をさせて頂きましたが、その一年後にこうしてお茶をともに出来るとは‥!
 不思議なことですが、私自身は江戸千家のお茶を習っていますが、この数年、何故か武者小路千家の方とご縁を頂くことが多いのです。昨年は、桜沢さんだけではなく若宗匠の取材もさせて頂きましたし、「両忘会」には他にお二人、親しくさせて頂いている着物つながりのお友だちがいます。更に、最近動き始めた或るプロジェクトの長も、武者小路千家の高弟の方。まさに今日の茶碗の銘の「随縁」というものでしょうか。一つ一つのご縁を大切にしたいと思います。

          *

 最後に、恥ずかしながらこの日の私の着物の詳細を。
 全体の着姿は上の集合写真でご確認頂けたと思いますが、着物は、ごく淡い明るいグリーン地に松や波、苫屋などを描いた海浜風景の訪問着。きもの仲間のお友だちから、大変なお友だち価格で譲って頂いたものです。Kさん、ありがとうございます!この地色は顔を明るく見せてくれるようにも思い、大変気に入っています。
 こういった格の高い柄行きで、しかも季節に関係のないモチーフ、更に地の色の主張が強くない、という訪問着は、どのような季節のどのようなフォーマルの場でも対応可能な、万能の一枚ですね。更にその万能度を高めるために、染め抜きで一つ紋を入れました。何かあればこれを着て行けば良い、と、とにかく安心。心の安定剤的一枚となっています☆
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↑帯周りは、こちら。ふだん、私は、帯ときものにやや色のコントラストをつけた取り合わせが好みなのですが、この日はあくまで場に溶け込む装いにしたいと考え、同系色の帯を択びました。祖母から伝わった龍村平蔵の一本で、金糸を使っていますが、印象は控えめ。格の高い桐竹紋を織り出しています。帯揚げは綸子地の白、帯〆にだけ少し色を入れました。貝の口組で亀甲柄を組み出したもので、「渡敬」製です。

           *

桜沢さんをはじめ、ご一緒した皆様とのお話もとても楽しく、後炭点前が上手く行った社中の初釜に続き、今年は茶運(?)が良いような気がいたします。両忘会の皆様、連客の皆様、そして、有吉先生、ありがとうございました。

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「クロワッサン」誌にて、工芸ギャラリー「イトノサキ」畔蒜恵さんの「着物の時間」を取材しました 2018/01/27



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クロワッサンの連載「着物の時間」、発売中の今号では、大好きな、そして尊敬する先輩女性を取材致しました。
その女性とは…着物をはじめ染織品を中心に、器やアクセサリー、漆器などを紹介する工芸ギャラリー「イトノサキ」オーナー畔蒜恵さんです♡
着物好きにはもうおなじみですね。

今回のインタビューでは、そもそも洋服のデザイン学校に通いパタンナーとして活躍していた畔蒜さんが、どんな風にして着物の世界へと入っていったのか、そして、今、どんなお考えで着物や日本のクラフトに向き合っているのか、そしてそして、畔蒜さん好みのお着物について…といったお話を伺っています。
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上の写真は、今年のお正月、イトノサキで開かれた書初め&新年会の日に、一緒に写真を撮っていただいたもの(ピンぼけすみません)。
私が着ているのは、廣瀬雄一さんの江戸小紋。実は「イトノサキ」では、現在、「廣瀬雄一展」を開催中なのです(28日・日曜日まで)。
↓こちらは私の着物の柄のアップです。柳の葉を縞に意匠化した「柳縞」。素敵でしょう~♪
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そしてそしてこちらは、「クロワッサン」の取材・撮影の日に畔蒜さんが締めていた、廣瀬さんの帯。
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私の着物は江戸小紋らしい極小柄、畔蒜さんの帯は「中型」と呼ばれる大きめの柄で染められています。色の指定は畔蒜さんがされたのだとか。
今回の「廣瀬雄一展」では、このように、畔蒜さん好み、イトノサキ好みの新作がバーンと揃っています。皆様、まずは「クロワッサン」で私の畔蒜さん愛のこもった取材記事を読んで気分を整えた後、「イトノサキ」へぜひぜひ遊びに行かれてくださいませ!

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本の雑誌「kotoba」にて堀口茉純さんを取材。「江戸庶民の暮らしを知る」五冊について聞きました。 2018/01/18



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皆さま、「kotoba」という雑誌をご存知でしょうか。
集英社より、四季ごとに発行される250頁ほどの厚めの雑誌で、中身は活字がぎっしり。本を愛する人々の読書人生を更に豊かにするべく、「ねえねえ、知ってました?こんな面白い本があるんですよ」と読むべき本を推薦する、“本のガイドブック雑誌”なのです。
たとえば、発売中の最新号「冬号」の特集は、「中世史・近世史を読む」。
活字嫌いの人からすればマニアック過ぎるテーマでしょうが(日本の中世史・近世史に絞った内容です)、本好き、歴史好きの琴線に激しく触れて来る特集の選び方!
黒田日出男、山本博文、清水克行、亀田俊和先生などの史学者から、沖方丁、山本一力、和田竜氏など歴史小説作家。そして、春風亭昇太、出口治明氏のような歴史好きで知られる著名人まで、各界の碩学二十二名が日本の中世・近世を理解するにはこれを読め!という書物、それもマニアックな書物をこれでもかこれでもかと紹介し、どれも読みたくなって読書計画を立てるのが大変ーきゃー!と嬉しい悲鳴です。

そんな中、私は、江戸の暮らしを平易な言葉で語る“お江戸ル”として知られる堀口茉純さんに、「江戸時代庶民の暮らしを知る五冊」について取材しました。
取材前から、どんな本をご紹介頂けるだろうかととても楽しみにしていましたが、今回は、五冊すべて、江戸時代に発行された、言ってみれば“江戸の同時代本”を推薦くださいました。
さてさて、その五冊とは?
「江戸時代の言葉は、古文とは言ってもぐっと今に近いので、意外なほどすらすら読めますよ。分からない言葉があれば註解に目を通せばすぐ意味も取れるし、読まないともったいない」
と取材時に仰っていた通り、なるほど、この“江戸同時代本”で江戸の暮らしのこんなところが見えて来るのか!という楽しいブックガイドになっています。皆様まずはぜひ書店で「kotoba」をお手に取ってみてください。
私も、五冊のうちの一冊、式亭三馬の『浮世風呂』にガゼン興味が湧き、読んでみようと思っています☆

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