MAYA from West End

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*日記は日本語のみで、翻訳はありませんが、時々全文中国語の日記も書きます。
*日記の写真はデジタルカメラと携帯のカメラで撮影したものであり、作品写真ほどのクオリティはないことをご理解下さい。「本気で写真撮る!」と思わないと良い写真が撮れない性質なのです。

*這本日記基本上用日文寫、沒有中文和英文翻譯。可是不定期以中文來寫日記。請隨性來訪。
*日記的相片都用數碼相機或手機相機來攝影的、所拍的相質稍有出入、請諒解。我一直覺得不是認真的心態絕對拍不出好的東西。
© 2011 Maya Nishihata
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「婦人画報」1月号にて、YOSHIKIさんを取材☆そして東洋占星術の奥儀を知る占術師を取材しました 2018/12/10



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発売中の「婦人画報」1月号。私は2企画を担当しています。
何と何とそのうちの一つでは、X-JAPANのYOSHIKIさんを取材☆自分でもビックリです。
そもそも「婦人画報」がYOSHIKIさんを?と驚かれる方も多いかと思いますが、今号の第一特集は、「天皇陛下と皇后陛下 寄り添いの一本道」。お代替わりを間近に控え、これまでのお二人の歩みを50ページにわたり振り返る総力特集となっているのですが、その中の一企画「私の存じあげる天皇皇后両陛下」では、実際に両陛下と親交のある方々に思い出お話をうかがっています。私は、書家の閑万希子先生、伊東香織倉敷市長、そしてYOSHIKIさんの取材を担当したのでした。

YOSHIKIさんて、どんな人なの?とみなさん興味があるかと思いますが、間近でお話しすると、やはり何とも言えない強いオーラを発している方でした。それも明るい、正のオーラ。以前、やはり取材でお会いしたことのある黒柳徹子さんから出ていたオーラと同じだなというかんじを受けました。
サングラスはかけたまま。そして、最初に「今日はよろしくお願い致します」と挨拶をすると、握手をしてくださるんです…!役得ごめんなさい!とてもあたたかな、上手く言えないのですが、深いかんじのする手でした。つねづね、手にはその人が現れるような気がしていて、やはりその感覚は間違っていないと確信した瞬間でもありました。
そんなYOSHIKIさんをはじめ、皆さんの両陛下とのエピソードをぜひ誌面にてご高覧ください。特に閑先生が知られざるエピソードを語ってくださっています!

そして今号ではもう一企画、付録の占いブックを担当しました。
実は私は占いというものに全然頼ったことがない、とても現実主義の人間なのですが、昨年、「リシェス」誌で東洋の占い全般に精通していらっしゃる半田晴詠先生を取材する機会があり、小さなコラムのその的中率がすさまじく、今年は大々的に付録占いブックとして20ページ以上にわたり詳細に来年2019年を占ってもらうことになった…という経緯があり、再び担当することとなりました。
先ほどYOSHIKIさんの手があたたかかったと書きましたが、半田先生も、会った瞬間からほわんとあたたかな空気を発していらっしゃる方です(上の写真の右下が、先生のプロフィール写真♪)。セレブも頼る、知る人ぞ知る占術家ですが、まったく威圧的ではなく、そして、本来は生年月日と誕生時刻、誕生地点から占う非常に複雑な「子平推命」を見ることの出来る日本で数少ない占師の一人でいらっしゃるのですが、雑誌で一名一名の方を細かく占う訳にもいかないことから、今回は「九星気学」の方式を用いて、大きく1年の全体傾向を見ていただくことに。ただし、一般的な「九星気学」にプラスして、「周易」の方法も用いているのがプレミアムなところで、では「九星気学」って?「周易」って?というあたりのことも概説していますので、どうぞお楽しみください。

個人的には、中国に留学したこともある私は、以前から「周易」にとても興味があり、時間があればそちら方面の本も読んで勉強してみたいな、と思っていたのですが、改めて今回興味をおぼえました。何かと問題の多いかの国ですが、伝統文化には学ぶところが大きいのは間違いのないところ。さてさて来年はどんな一年になるのか、私のように疑り深い現実主義の皆様も、ぱらぱらとでもご覧になってみてくださいませ。

そんな今号の「婦人画報」は、新年号だけあって、この占いブックの他に、普通に文具店で売っていても遜色のないおしゃれな特別付録ダイアリー、「婦人画報」厳選の温泉宿ガイドブック、お取り寄せガイドブック、更に誌面には坂本龍一さんのCDも付いているという超豪華版です。ぜひお買い求めください!

クロワッサン「着物の時間」にて、道明三保子先生の着物物語を取材しました。 2018/11/29



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「クロワッサン」の連載「着物の時間」、今月は、私がこの連載を担当するようになって以来の意中の人、道明三保子先生を取材しました。

江戸時代初期創業の組紐・帯締めの老舗「道明」の当主夫人にして、シルクロード染織史研究の第一人者でもある、道明先生。「道明」に嫁がれたことから組紐史の研究にも携わられ、また、長く教鞭を執られた文化学園大学では、附属の服飾美術館の学芸室長も兼任。国内外の染織遺品の収集にも力を注いで来られました。
そんな先生の講義を聞くことはあっても、先生ご自身のきものとの関わり合いを聞く機会を持った人は、長く教えを乞うている私も含め、それほどいなかったのではないでしょうか。
今回の取材では、そんな先生の着物個人史と、そして、まだほとんど女性の研究者がいなかった時代に道を切り開いた"自立した女性"の先達としての歩みを、深い尊敬の念をもって紐解かせて頂きました。
ぜひご高覧頂ければ幸いです。


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「婦人画報」12月号にて、とらや新赤坂店誕生までの物語を取材しました。 2018/11/06



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お友だちの皆様にはよく知って頂いているのですが、私は大の甘いもの好きです。洋菓子、中華菓子、美味しいお菓子ならどこの地域のものであっても幸せにいただきますが、最も好きなのは、和菓子。そんな私にとって念願となるテーマを手掛けることが出来ました。
創業は、室町時代。日本を代表する菓子舗である「とらや」。東京の拠点は赤坂御所と豊川稲荷のすぐ向かいに立つ赤坂店ですが、その赤坂店が3年にわたる改装工事を終え、10月1日、再びのれんを掲げました。
発売中の「婦人画報」12月号では、この新しい赤坂店が誕生するまでの秘話と見どころとを、10ページにわたり特集しています。私は取材・執筆を担当致しました。
          *
今回のこのとらや赤坂店のリニューアルは、何と言っても、「小さくなって戻って来た」ことに一番の特徴があります。普通、改装工事と言えば、最新の意匠をまとい、最新の建築技術を用いて高層化を目指すもの。それが、わずか3階建て、円型の屋根を持つどこかあたたかみのある建物になって赤坂の街に再び姿を現したのです。
しかし、はじめからこのようなプランがあった訳ではなく、当初は地上11階建てのビルの設計図が出来上がっていたとのこと。それを捨てて、敢えて小さな建物へとプラン変更を決断したのは、一体何故なのか?
とらやは創業から五百年の歴史を誇ります。柔軟で、先を読む目を持っているからこそ、幾つもの時代を生き続けて来られたと言えるでしょう。そのとらやが敢えて選んだ小さな建物。そこにはどのような思想が込められているのか?虎屋第十七代黒川光博社長、設計を担当された建築家の内藤廣先生、そして赤坂店スタッフの皆さんにお話を伺う中で見えて来た、ある一つのお菓子とは?――
ぜひご高覧頂けたら幸いです。


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週末は、新作狂言舞踊会と旧白洲正子邸でのお茶会へ(着物コーデ付き) 2018/10/29



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週末は土日両日とも、きもので楽しい時を過ごしました。
土曜日は、渋谷のセルリアンホテル能楽堂にて、日本舞踊尾上流お家元の尾上菊之丞さんと狂言の茂山逸平さんの会「逸青会」の10周年記念公演へ。狂言のお衣裳と台詞回しでお話が進行していく中、三味線やお囃子が入って舞いがあり、笑いあり、ほろりとする場面ありの新作狂言が楽しく、また、菊之丞お家元の「鐘の岬」の素踊りに息を呑む素晴らしい一夜でした。
上の写真の左上は、公演終了後、仲良しの尾上流師範・尾上博美さんなど、ご一緒した皆さんと、そして菊之丞お家元と茂山逸平さんと。お二人ともお衣裳を着ておられます。

昨日、日曜日は、うって変わって郊外の町田へ。白洲正子・次郎の住居だった武相荘で開かれた不白流のお茶会に伺いました。
自然多い会場にふさわしい、どこか土の匂いの感じられるお道具組でお茶を頂き、ほっこりと楽しいひと時。上の写真の右下は、ご一緒したお友だちと。私の右は、イラストレーターの岡田知子姉様です。
              *
週末とは言え、フリーランスの私は、合間には仕事の原稿書きでなかなかなり忙しいため、髪の毛は、土曜日の公演前に美容院でセットし、夜はシャワーキャップをかぶって眠って持たせるという裏技に出ました。何とか乱れもなく乗り切れて(≧▽≦)
              *
きものコーディネイトは、土曜日(写真右上)は、一方付けの「花の丸」模様が散った、やや赤みの入った紺地の付下げに、無地に近い、鹿子模様を織り出した袋帯。そして、全所有帯締めのうち、最も気に入っている道明の御岳組亀甲を締めて。
古典でありながらモダンなこの帯締め、かなり個性が強く、帯はすっきりとさせた方が良いようです。この力強さがかわいくてかわいくてたまりません。
付下げの「花の丸」模様には、かわいらしい「向かい鳥」さんもいるのですが、今回はバタバタしていて模様のアップは撮っていません。またの機会をお待ち下さいませ。

日曜日(写真左下)は、会場が農家を改造した民芸調の住居跡であり、また、立礼ともお聞きしていたので、紬の無地で伺いました。祖母から伝わった、この手織り手染めと思われる紬は、紫と茶色の中間のような、何とも言えずこっくりとした良い色合い。着物通の方が必ず褒めて下さいますが、昨日もやはり知子姉様がこの色好きー!と愛でてくれたのでした☆
帯は、「名物裂帳」模様の袋帯。まさに裂帳のように布の断片の模様が織り出され、ご丁寧に「荒磯文」などと、名称までも横に織られています。ネットで見つけ、即購入しました。こういう面白い帯は素通りすることが出来ません。
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〆切に追われて心急く毎日ですが、二日間、楽しいことばかりで命が延びたように思います。ご一緒していただいた皆様、ありがとうございました。

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クロワッサン「着物の時間」にて、南極料理人・渡貫淳子さんの着物物語を取材しました🍙 2018/10/22



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「クロワッサン」の連載「着物の時間」、今月は「南極料理人」の渡貫淳子さんを取材しました🍙
実は、渡貫さんの取材は今回が二回目。3年前、第57次南極観測隊の調理隊員として南極へと出発される直前に、「婦人画報」で取材をさせて頂きました。
その時、「南極に着物を持って行きます」「南極で着ます!」と仰っていた渡貫さん。どうなったかなとずっと気になっていて…。

今回の取材では、そのあたりの「南極de着物話」、そしてそもそも南極で着物を、と思うほどに渡貫さんが着物を愛していらっしゃる、その着物個人史をお聞きしています。ぜひご高覧ください。

ちなみに、写真で渡貫さんの後ろに写っているのは、初代南極観測船「宗谷」。この絵を撮りたくてお台場ロケを敢行しました!

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「婦人画報」銀座特集にて、日本舞踊尾上流・尾上菊之丞お家元に観劇の前と後の過ごし方を取材しました。 2018/10/10



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発売中の「婦人画報」、11月号は毎年恒例の銀座特集です。今年は食のみに特化して、「おいしい銀座」で50ページの大特集。その中の「お芝居の前と後」というパートで、日本舞踊尾上流の尾上菊之丞お家元を取材しました。
銀座には歌舞伎座があり、宝塚があり、帝国劇場があり、映画館もたくさん。…が、お芝居がはねた後に流れるのにちょうど良いお店が意外に少ないように思います。
菊之丞お家元は、銀座七丁目育ち、稽古場も銀座の銀座っ子。写真では小さくて分かりにくいかもしれませんが、何とも言えずきものがお似合いです(ぜひ本誌でお確かめを)。
そして、お薦めのビストロ「アン・テリブル」は、取材時に私も少し頂きましたが(原稿を書くために味見が必要なんです!)、しっかりとした味つけがとても好みのもので、ぜひまた訪れたいと思っています。今後歌舞伎をご一緒する皆様、ぜひに♪もちろん、お芝居の日以外にも。
お店のご推薦の他に、お家元には、七丁目、木挽町通りという場所の面白さについても語って頂いています。ぜひご高覧ください。
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ふだん食の取材は担当しない私ですが、今回はお家元の取材の流れで何軒かお店取材も。
中でも上の写真、4丁目「西鉄ソラリアホテル」2階の「フルトシ」さんのフルーツサンド、そのクリームの味は絶品でした。甘いものに滅法うるさい私が言うのですから、絶対保証付き。皆様お試しあれ!
他にも「ディナー級の贅沢ランチ」「銀座シェフが教える銀座の隠れた名店」「銀座の手土産2018」など、保存版のを「おいしい銀座」特集、書店で、電子書籍でお求めください。


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映画「日日是好日」プレミアム試写パーティーへ(新しく購入の礼装帯締めきものコーデ付き) 2018/10/05



黒木華さん主演、たぶん現代ものの映画では初めてお茶を主題にした映画「日日是好日」が、来週10月13日より公開されます。先駆けて昨日は明治記念館にてプレミアム試写パーティーが開かれ、プロデューサーの観世あすか様よりお招きいただき参加いたしました。
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映画の中で黒木さん演じる主人公のお茶の先生役を演じられたのは、樹木希林さん。
残念ながら帰らぬ人となってしまわれましたが、最後までとても楽しみにされていたのが昨日の試写会だったそうです。
と言うのも、この試写会は、ドレスコードがきもの。200名の参加者全員がきもので集合するという圧巻の会場となりました。希林さんはきものを深く深く愛されていたそうで、お茶と同様、次の世代へと必ず日本人が伝え続けていかなければいけないものだと語っていたとのこと。ただの試写会ではなく、「きもので、お茶の映画を観る」ということを重視されていたからこそ、楽しみにされていたのでしょう。きっと昨日は会場のどこかでにっこりと見守ってくれていたものと思います。
写真が、挨拶をされる観世あすかさん。主催者にふさわしい、葵文様の堂々たる色留袖をお召しです。↓
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観世さんは希林さんのお茶の点前を指導するなど、「日日是好日」プロジェクト全体にアドバイザーとして参加されたとのこと。映画中で希林さんが着用したきもののほとんどは観世さんと観世さんのお母様のものだということで、それがため息ものに素敵なのです。映画鑑賞の折にはぜひ衣裳にもご注目ください。
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↑会場中央の舞台には、座ってお茶を点てるための立礼卓が。お茶に詳しい方ならお分かりになりますね。七宝の文様は、そう、遠州流の立礼卓です。この日は遠州流の小堀宗実お家元のお点前を拝見することも出来ました。
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長年きものを着ていると知らず知らずのうちにおきもの友だちが増えていきますが、昨日も会場で、
何人もの顔見知りに遭遇しました。そのうちの四名のお友だちとパチリ↓
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小紋、色無地、訪問着、とさまざまに。私は、牡丹唐草地紋に、淡さくら色から紫まで裾ぼかしになった訪問着…なのですが、写真ではちょうどぼかしが始まるひざ下あたりが写らず色無地のように見えています。ぼかしの具合の写真は、またの機会に。
そしてそして‥昨日のコーディネイトのポイントは、新しくお迎えした帯締めです↓
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「道明」の亀甲組!面積は何分の一かでありながら帯と等しく拮抗する、まさに画竜点睛。高貴な存在感に「帯締めの王道」と惚れ惚れしてしまいます。私が偉いのではなく、帯締め様が偉い!清水の舞台から飛び降りて購入しましたが、これで一生礼装の帯締めは安心と思えば、対価に見合った買い物だと思います。本当に。
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↑そんな高貴な帯締めを次から次へと繰り出す「道明」の奥様、道明三保子先生と、昨日はご一緒していました。先生の帯締めは三井寺組。こちらも本当に素敵でまたまたまたほしくなってしまいますが‥そのためにはそう、一生懸命働かなければ‥
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↑そしてこちらは、試写会のお土産の上生菓子。我が街、吉祥寺の名菓子舗で、さまざまなお流儀のお茶会御用をつとめる「亀屋萬年堂」製。お抹茶色の餡と、薯蕷饅頭には「日日是好日」の焼き印。観世プロデューサーのセンスが光る、さすがの素敵なお土産です。

…と書いてブログを公開したところ、友人から「右のお菓子は、お茶を点てた時に出来る三日月の形を表しているのでは?」との指摘が。
確かに、その通り。つまり私のお菓子の置き方が間違っておりまして、本当は右側に濃く細長い三日月形が来るように置くべきだったのです。全く気づけなかった自分のカンの悪さにがっかりしながら、ますます観世プロデューサーの創意に感嘆した次第。皆様、どうか右側のお菓子(たぶんこなし製)は、細長い三日月が右側に来るのだ、白い縁がお茶碗を表しているのだ、つまりぐるっと時計回りに半回転のイメージでご覧下さいませ。
          *
さて、映画「日日是好日」は、たまたま何となくお茶を始めた二十歳の女子大生が、大人の女性へと成長していく物語。その傍らにいつもお茶があります。簡単には分からないけれど、むしろ、簡単に分からなくていい。長い時間をかけて、しかも自分の身体感覚を通して分かっていくものがあることのありがたさ。それはまさに日本文化の真髄だと思うのですが、そんなお茶のある暮らしを描いた映画「日日是好日」を、ぜひ皆様もご覧ください。

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三重県「椿大神社」へ、奉納舞いを拝見に(きものコーデ付き) 2018/09/30



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雨降りばかりで何だか気の滅入る毎日の中、奇跡のように一日だけ晴れていた一昨日28日、日帰りで三重県へ。鈴鹿市にある椿大神社へ奉納舞いを拝見に伺った。
伊勢国一宮である椿大神社は、紀元前3年創建つまりは記紀の時代に由来を持つ古いお社で、猿田彦神、そして芸能の神様である天鈿女をお祀りしている。その本殿で、この日、日本舞踊「吾妻流」宗家、二代目吾妻徳穂先生が奉納舞いをされることとなり、東京や大阪からのお客様とともにうかがった。
     *
この奉納舞いは、一般社団法人「緑麗学舎(りょくれいがくしゃ)」が企画したもの。実は、今年の春に創立されたばかりのこの真新しい法人に、文章執筆やコンテンツ企画の分野で参加している(常勤ではなく、外部スタッフとして参加)。
国に提出した設立目的に、日本伝統文化の推進を掲げる緑麗学舎。今回の奉納舞いを第一回目のプロジェクトとして動き出した。今後、染織(きもの)、日本舞踊、茶の湯を中心として、様々な企画を運営・実行していく予定なので、ぜひお心に留めて頂きたいと思う。
大きな企画として、4年後、2022年の実施予定で、出版と展覧会が連動したプロジェクトがもう動き出している。もちろんその他にも、舞踊公演や文化講座など、中規模、小規模のプロジェクトを行っていく予定なので、いつもブログを読みに来て下さっている皆様には、ご興味を持って頂けた企画にはぜひご参加頂けたらと思う。大いにご期待ください!
     *
それにしても椿大神社は大らかな素晴らしい場所だった。山一つを大きな大きなお社として、樹齢4百年、5百年の木々が参道の両側に鬱蒼とそびえている。中には1200年の命を保つ木もあるというのだから、平安時代から、一体どれだけの人の世の変遷を見て来たのだろう!
不思議なことに、今日のブログでトップに置いた参道の写真が、縦長モードで撮ろうとしていなかったのに、何故か超縦長で写っている。これも由緒ある神社の神意というものだろうか?
その本堂で、吾妻先生は、『五障――女人の情念を舞いに託して』と題し、女性の情念と執着の苦しみ、そこからの浄化を主題とした新作を踊られた。笛と箏の音の合間には風の音や滝の音が聞こえ、先生の舞いは狂おしく、やがて清々しく、自然に抱かれた中で舞踊を拝見するのも実に良いものだなと感じた。
今回のプロジェクトでは、私は、本堂いっぱいにお越しくださったお客様にお配りした演目解説のパンフレット文を制作し、中には大変熱心にお読みくださっているお客様もいらして、その姿をこっそり拝見出来たのも嬉しい一瞬だった。
奇跡のような晴天と言い、まだ歩き出したばかりの新法人「緑麗学舎」の門出の一日をこうして文句のつけようのないほど順調に過ごすことが出来た。今後もたくさんの奇跡を起こせるよう、誠心誠意取り組んでいきたいと思う。
    *

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最後に、おきもの愛好家の皆様に、この日のコーディネイトを。
きものは、淡玉子色地の裾ぼかし単衣付下げに、帯は紗の袋帯。菊と藤模様で、春単衣の時期は藤を、秋単衣の頃には、今回のように菊模様の部分を前帯にして締めている。帯締めは道明の糸竹組み。後ろに写っている立派なお社がまだ本堂ではないのだから、椿大神社の大きさがお分かり頂けると思う。

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「美しいキモノ」にて、衣裳デザイナー黒澤和子さん、女優の高梨臨さんを取材しました~~幕末、大河ドラマ「西郷どん」の時代のきもの特集 2018/09/25



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またまた渾身のお仕事のご報告です。
発売中の「美しいキモノ」秋号にて、衣裳デザイナーの黒澤和子さん、女優の高梨臨さんのインタビュー、そして学習院女子大学の福島雅子先生にもご寄稿頂き、大河ドラマ「西郷どん」の時代、幕末のきものの魅力を探る特集を担当しました。

黒澤和子さんのことは、映画好きの方はよくご存知かも知れません。名匠黒澤明監督のご長女であり、監督の右腕として、後期の名作『夢』『まあだだよ』などの衣裳を担当。その後も北野武監督をはじめ数々の名監督とタッグを組み、時代劇から現代ものまで、数多くの作品の衣裳を担当していらっしゃいます。
そんな黒澤さんが、今年の大河ドラマ「西郷どん」の衣裳を担当。正直に告白すれば、なかなかにおっかない方なのではないか、とかなり緊張して取材に臨んだのですが、大変気さくにお話を頂きました。

何しろ目が回るほどお忙しい中を折角インタビューを受けて下さったのですから、ありきたりのことをうかがっても面白くありません。単に「西郷どん」この一本のことだけにとどまらず、衣裳デザインとはどのような仕事なのか、歴史ものを担当する場合、史実と見映え、また、衣裳の理想と予算との兼ね合いをどのように解決しているのか?‥などなかなかに突っ込んだことをお聞きしています。

そして、そんな様々な制約の中で、では、今回の「西郷どん」の衣裳一枚一枚はどのような意図で制作されたのか?注意して見ないと分からないけれど、分かると面白い、黒澤さんが衣裳のところどころに埋め込んだ隠し味の部分までお聞きしていますので、ぜひご高覧頂けたらと思います。
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今回のこの「西郷どんのきもの」特集では、他に、品川宿の遊女から徳川慶喜の側室となる幕末のシンデレラガール・ふきを演じる高梨臨さんのインタビュー、また、江戸時代服飾史の第一人者である福島雅子先生に、幕末の“大奥きもの”について解説もお願いしています。
盛りだくさんの内容で、多角的に西郷隆盛の時代のきものを探る特集を、ぜひご一読ください!


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新しい草履と帯締めで歌舞伎座へ。新作「幽玄」のことも 2018/09/23



少しだけ仕事に余裕のあるこの頃、先週は友人と秀山祭の歌舞伎座夜の部へ。先日このブログでご紹介した、浅草「辻屋本店」さんで購入の新しいお草履を初おろし。雨模様と分かっていたけれど、どうしても歌舞伎座でおろしたかったのです!
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全体とのコーディネイトとの調和は上↑の写真で。思った通り、細身でなかなか良いバランスではないかしらと悦に入っている。
同行のお友だちは、山田流箏奏者の長田悠貴能さん。何だかお揃いのきもののように見えるけれど、これは写真のマジックで、彼女のきものは、本当は私より一段濃く臙脂に寄った色合いの、万筋江戸小紋。私の方は、少し紫がかったピンク地に蛍ぼかし模様の小紋。似た色に写るのは、私たちが仲良しだからに違いない♪
そう言えば、まるで私たち二人で歌舞伎座貸し切り!のように写っているけれど、もちろんそんなことはなく、実際は幕間にがやがやとしている1階ホールで撮ったもの。歌舞伎座の係員さんが奇跡の一瞬をとらえてくださった。
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↑帯は、祖母から伝わった唐花模様の博多織。帯締めは、取材をきっかけに親しくさせて頂いている“南極料理人”こと渡貫淳子さんのお母様が手組されたものを頂いたもの!一見冠組に見えて「東雲組」という珍しい組み方。そして、一見白の無地に見えて、ブルーと赤の筋が入っているという凝っ一本で、このように筋が入るところが「東雲組」の特徴なのだろう。
渡貫さんは、最近、南極基地で振る舞っていたという“悪魔のおにぎり”のレシピがSNSやテレビで話題になり、ご存知の方も多いはず。近々私が彼女を取材した記事も出るので、ぜひご期待ください。
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この日の歌舞伎座夜の部は、大阪まで襲名公演も観に行ったのにどうしてもまだ染五郎さん、と思ってしまう新幸四郎さんの「操三番叟」、吉右衛門丈の「俊寛」、そして玉三郎丈の新作舞踊「幽玄」の三幕。
「俊寛」は、ちょうど今「平家物語」で俊寛たち一団の計略が清盛に露見して捕えられ、散々な目に遭うところを読んでいるので(ちなみに原書で読書中)、個人的に何ともタイムリー。中でも貴公子な登場人物が藤原成経で、今回その成経演じている菊之助さんが、まさに私が本を読みながらぼんやりと描いていた成経のイメージそのものでぐっと来る。ああ、そんな成経が田舎の海女なんかと‥!と感情移入してしまった。

「幽玄」は、玉三郎丈と太鼓パフォーマンス集団「鼓童」の共演で、「羽衣」「石橋」「道成寺」という、能をオリジナルに持つ日本舞踊三作を更に現代にアレンジして連続上演する。恐らく賛否両論分かれるだろうほどに、いわゆる“ぶっ飛んだ”演出で、私は踊りという芸術にはさして詳しくないけれど、西洋のミュージカルや恐らくヒップホップの要素も演出に組み込み、三匹の獅子が踊り狂うくだりはまるでジャニーズやエグザイルのショーのようにも見え‥けれど骨格のストーリーはもちろん五百年、六百年にわたって日本人が繰り返し語って来た大古典であり、それをここまで激しく、そしてエロチックな空気をただよわせて演出する玉三郎という人の大胆さに心から感動させられた。
年齢はそろそろ七十代に近く、人間国宝でもあり、格調高く守りの世界に入っていれば揺るぎない評価の中にいられるところを、ここまで振り切ってしまう。「幽玄」というタイトルをつけているけれど、これこそは「傾奇」=「歌舞伎」だった。たとえば一幕目で幸四郎さんがやった「操三番叟」だって、本来は神事で舞う「三番叟」を人形が踊ったらこうなる、とアレンジした言ってみればふざけた演目で、恐らく狂言師の方が初めて見た時は顔をしかめたであろうはずのもの。歌舞伎とは本来そういうアートであるはずなのだから、玉三郎丈こそは正しく歌舞伎の精神を生きている人なのだ、と思った。
長老の域に入りつつある役者がこんなことをやってのけてしまうのだから、おそらく下の世代へ与えた刺激や衝撃ははかり知れないはずで、歌舞伎にはまた新しいエネルギーが蓄えられていくに違いない。

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