西端真矢

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「クロワッサン」誌『着物の時間』にて、料理研究家の山脇りこさんを取材しました。 2017/05/31



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「クロワッサン」の長寿連載「着物の時間」にて、料理研究家の山脇りこさんを取材しました。
山脇さんは、代官山で料理教室「リコズキッチン」を主宰。常に空席待ちの大人気教室として知られています。雑誌など、メディアでもレシピを発表。13年に出版したレシピ本「昆布レシピ95」は、世界中の料理本が競い合う「グルマン世界料理本大賞」で、魚料理部門グランプリを受賞しました。
ふだんは白いシャツなど、きりっとしたスタイルでメディアに登場する山脇さんですが、実は大の着物好き。ご実家は長崎で大きな旅館を営み、出入りの呉服屋さんが反物を抱えてしじゅうお伺いにやって来る。お母様を含む四姉妹はそれを広げて、あれこれと笑いさざめきながら見立て合って…というまるで「細雪」のような着物バックグラウンドをお持ちなのです。
そんな山脇さんは、お母様や叔母様たちのはんなり着物好みからは突然変異のように、渋くシンプルな着物がお好き。誌面では、そのスタイルの根幹にある着物観をお聞きしています。何ともハンサムな結び柄の名古屋帯は、栗山工房さん作!
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今号の「クロワッサンは」、肉!肉!肉!の肉料理特集。真似したくなるレシピ満載です。肉好き、着物好きの皆様、書店で、電子書籍で、ゼヒお買い求めください。

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大島の単衣で母校へ。茶道「宗徧流」家元のご講演を拝聴に。 2017/05/29



本の仕事がようやく終了して(発売間近!)、ここのところややのんびり過ごしています。
色々と着物で出かけてもいるのですが、会場が撮影禁止の場所だったり、話に夢中になって撮ること自体を忘れることも多く…。
そんな中、昨日、日曜日は、母校上智大学の「オールソフィアンズ・フェスティバル」という同窓会イベントに着物で出かけました。これは、年1回開かれる「卒業生の学園祭」といったイベントで、OB・在校生による様々な出し物があります。
私の目当ては、茶道「宗徧流」第十一代お家元の講演会。全く知らなかったのですが、現在のお家元(年齢は五十代)は上智の卒業生で、それも国文科や史学科ではなく、何故か「ポルトガル学科」のご出身。何だか変な人そう(褒め言葉です)、面白そうだな、とお話を聞いてみたいと思ったのでした。

さて、懐かしの学び舎に着くと、メインストリート――と言っても早慶や明治大などに比べて敷地がとんでもなく狭く、あっと言う間に終わってしまう弱小ストリートなのですが――には模擬店などが並び、大にぎわいでした。実は「オールソフィアンズ・デイ」に参加するのは卒業以来初めてのことです。
フラメンコサークル(在校生)のダンスや…↓
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↑上智で非常に盛んな福祉や国際協力サークルの模擬店も多数。こちらは、「Table for two Sophia」、飢餓に苦しむ発展途上国と飽食に喘ぐ先進国との食糧アンバランス是正に取り組むサークル(在校生主体)の模擬店です。一品買うごとに発展途上国の一食分を賄うことが出来るということで、私もマフィンを購入しました(マフィンの写真はブログの後半に)。
中には、日中友好サークルの模擬店も↓
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私は「盲目的な日中友好推し」には反対ですが、かつては北京に留学もした中国文化好き。今でも中国に関心を持っています。長い時間をかけて、両国が大人の関係を築き上げられること、機会があるならそこに貢献出来たらという願いも変わりません。現在の日中関係は非常に悪い状態にあると思いますが、母校で学ぶ中国人学生の皆さんには、良い留学生活を過ごしてもらいたい。逆風の中でも頑張ってね、と心の中でエールを贈りました。
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そして、宗徧流第十一代家元幽々斎宗匠の講演会へ。
本当はお話をされているお姿の写真を載せたいところなのですが、撮影禁止とのことで、レジメ的な役割を果たしていたチラシの写真のみをご覧ください。ちなみに左のノートは、私がお茶関係のことを一切合切メモしているノートです↓
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講演会は全体で2時間ほど。今回、OBサークル「ソフィア美学芸術学研究会」と在校生サークル「上智大学茶道部」の共同主催とのことで、まず最初に現在4年生の茶道部員二名のスピーチがありました。二人とも、しっかりと茶の稽古に励みながらも、海外留学で国際感覚を身につけておられ、頼もしい限り。卒業後のご活躍が楽しみになりました。
そしてお家元のご講演は、「変な人かも??」という予想通り、しじゅう笑いの絶えない楽しいものでした。「宗徧流は、イノベーション一筋、350年」と仰り、伝統文化を国粋的にとらえるのではなく、常に日本を世界のダイナミズムにおいて俯瞰し、現在と切り結んで行く姿勢が大切だということをまずお話になりました。
例えばお家元のおじいさま、つまりは先々代の第九代は明治時代の方ですが、何とオスマントルコ帝国の王様の所で25年も暮らし、何をしていたかと言えば、皇帝の日本文物収集の責任者を務めていたのだそう。意外なお話にただただ驚きでした。
ひるがえって考えてみれば、侘茶が大成した桃山期には西洋の文物やキリスト教宣教師が多数日本に流れ込み、堺で我が上智大の祖でもあるフランシスコ・ザビエルのサポートをしていた日比屋了慶という豪商の屋敷は、利休邸から200メートル、今井宗休の家からは50メートルほどのご近所だったそうです。
ザビエルの後輩に当たるルイス・フロイスが書いた日本観察記には侘茶完成期の日本人の思考法や生活様式を読み解くヒントが詰まっていることもお話からひしひしと伝わり、もともと歴史がむしょうに好きな私、「読まなければ‥」と人生の楽しみがまた一つ増えたのでした。
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そして、お家元自身がそんなイノベイティブな家風の中でご自分自身の茶の湯スタイルを作り上げるために、特に大学生時代頃から、どのような迷いや試行錯誤をたどりながら今に至ったかを、写真とともに振り返ってくださいました。
率直で虚飾のない、そしてユーモアを交えたお話の数々。特に、アジアの少数民族の村々を回って、囲炉裏や屋根の茅葺が今も生活の実践として行われている現場を進んで体験し、その経験をご自身の茶の湯に還元しようとされている姿勢には心打たれました。つくづく、茶の湯には様々なアプローチがあることを思い知らされます。
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講演の後、思いがけず「お楽しみ抽選会」というものがあり、入場の時に頂いた整理券の番号で九人の人にプレゼントが当たるとのこと。私は十一代幽々斎宗匠にちなんだ11番だったため、茶道部の学生さんが用意してくださった一保堂のお抹茶が当たりました!実は毎晩原稿を書く時、必ず二杯ほどお薄を点てて飲んでいるので、非常に非常に嬉しい。茶道部の皆さん、ありがとうございました。
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↑上の写真、隣りに写っているのが、先に書いた「Table for two Sophia」の模擬店で買ったマフィンです。オーガニック材料で作られた優しい味でした♪
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そして、今日の着物は‥
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20度超えを聞くと、もう見ている方も暑いでしょうし、やはり5月でも単衣を着たくなります。平成日本、既に「単衣は6月からルール」は崩壊していると言って良いでしょう。大島のごく細い横縞の単衣に、帯と半衿は塩瀬を合わせました(と言うより、半衿を絽ちりに変えている時間なし)。帯周りと足元は下のように↓
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帯は、祖母が染めた蝶の柄の名古屋。爽やかな色目の笹浪組の帯締めに、帯揚げは、軽めの地の立涌模様の古布を入れています。草履は「神田胡蝶」。バッグはアジアのアタバッグを合わせました。
ちなみに、写真に写っている趣のある廊下は、上智で一番古い建物である1号館のもの。学生時代、1年間に3回遅刻しただけで単位を落とすという毎日1限のラテン語の授業に遅れまいと、駆け足で通った懐かしい廊下です。無事卒業出来て良かった…
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…ということで、とても有意義な時を過ごした午後になりました。
帰宅後調べてみたところ、「完訳フロイス日本史」は、全12巻もあるのですね。長編数寄(敢えて「数寄」と書きたい)にはたまらないではありませんか。ちびちびと読んでいきたいと思います。


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今日の猫バカ日記~膝乗り大好きの巻 2017/05/18



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単なる勘違い、かも知れないのですが、会合などでお会いする結構な数の方々から「最近チャミちゃんは元気ですか?」「チャミちゃんはどうしてますか?」などと訊かれることが多く、もしかしたら気にかけて頂いているのでは?…という淡い希望的観測のもと、猫親バカ日記を。
子猫の頃から私の膝に乗るのが大好きなチャミでしたが、体重6キロ近い大猫になっても変わらず‥。
私が床に横座りして片づけものなどしていると、すぐさま腿の辺りに前足をかけ、「あぐらかくにゃー」とあぐら座り要求します。そしてその真ん中にどかんと横長に入り込んで膝を折り、ゴロゴロと喉を鳴らしながら寝るでもなく、辺りを見回したりなどしている風でもなく、放っておくと1時間ほどもただうとうとと座り続けるチャミを膝に乗せている、まあこれを幸せと言うのでしょう。

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婦人画報6月号にて「追悼・渡辺和子 小さな死」を取材執筆しました。 2017/05/11



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発売中の「婦人画報」6月号にて、「追悼・渡辺和子 小さな死」と題し、8ページにわたって紀行エッセイとでも言うべき文章を執筆しました。昨年末に亡くなった渡辺和子さんの人生の軌跡、そしてその思想の核心をたどるものです。
渡辺和子さんの名は、多くの方がご存知だと思います。
230万部のベストセラー「置かれた場所で咲きなさい」の著者であり、修道女(シスター)であり、岡山県にあるカトリック系学園「ノートルダム清心学園」の大学学長、理事長を長く務めた方でもあります。多くの人の人生に影響を与えた、大変に、大変に偉大な女性――であることは間違いないのですが、実は、私自身は、そんな渡辺さんに対して「敬して遠ざける」気持ちを持っていました。
恐らくそれは私という人間にどこかひねくれた一面があるからなのでしょう。二十代前半にバブル崩壊に遭遇して遊び仲間の幾人かが忽然と消えてしまうと経験をし――本当に彼ら――今になって思えば不動産やアパレル成金の彼らは或る日どこかへとかき消えてしまったのです――二十代後半から三十代はじめに深く関わった中国では、人々がかつて熱烈に信奉したはずの「社会主義」がただれ朽ち果てて行く様を目の当たりにし、そして、三十代を資本主義経済の最前線である広告代理店で過ごした私のような人間には、ただ美しい言葉、正しい思想というものは、全く心に響くことがありません。「現実」というものの圧倒的な力と複雑さをよく知っているつもりだし、その「現実」との血みどろの対峙の上に成り立つのではない言葉には、どうにも説得されようがないのです。
そう、宗教にしろ、何らかの理想的な主義にしろ、この「現実」から目をそらし、どこか別世界へと脱出を図る願望に根差したような言葉、思想というものは、私にとっては内容空疎な、一時の気休めとしか感じられません。その言葉が、思想が、正しく、美しいものであればあるほどそれは、人間、つまりはこの「現実」から遊離してかえって災いをもたらすと警戒心が働く、悲しいことに私はそんな疑い深い人間へと出来上がってしまったようです。そして渡辺さんの著書にもどこかにそんな「遊離」が宿っているのではないか、そう疑いの目を持っていたからこそ「敬して遠ざける」態度を取っていたのでした。
‥そんな私に、渡辺さんの軌跡をたどるというお仕事の依頼が舞い込んだ。しかし私も文筆業をなりわいとする身、もちろん、渡辺さんの生涯を手際よくまとめてそこに生前近しかった方々の言葉を散りばめ、何らかの感動をにじみ出させるような文章を書くことは出来ます。
それに、個人的な興味から何年も読み漁っている昭和初期の世相や軍関係の資料から、渡辺さんがお父様を2.26事件で殺害されたことは知っていました。2009年、杉並郷土資料館で、その殺害現場となった渡辺さんの実家玄関と茶の間を再現する展示があった時は、実は足も運んでいました。これほどの体験を経てなお「置かれた場所で咲く」と言うのだから、それまったくの「遊離し切った」言葉ではないはずだ、という思いもありました。
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こうして私はこのお仕事をお引き受けし、「置かれた場所で咲きなさい」だけではなく、他の著作群のページもひもとき、岡山の地を二度訪ね、渡辺さんが日々祈り、歩き、人々と話し、その心血をそそいだノートルダム清心学園を自分の目で見つめ、歩いてまとめたのが、今回掲載されている文章です。
もちろん、その中にまとめたことは、私という一個人の見た渡辺和子さんの像であり、生前彼女と親しく接した方々、また、より長い期間その著作や活動に注目し、心の支えとしていた方々には、また別の見方があるのかも知れません。
けれど、世の中には、私と同じように諸手を挙げて素直に良きものを良きものと信じることはしない一群の人々が存在し、そのようなものの見方も世の中にはあってしかるべきだと、私は考えています。渡辺和子という女性。意外なほどに傷だらけで、でこぼことつまづき続けどこか不格好に人生を歩き続けた、小さく、けれど偉大な女性。私という或る一つの視点からとらえたそんな渡辺和子像を感じとって頂けたら幸いです。森山雅智さんの素晴らしい写真とともにお届けしています。


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平和島骨董市 2017/05/05



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今日はお茶のお友だちと、平和島骨董市に来ています。
今年から書道を始めたので、筆筒を探しに。でも、帯締めを買ってしまったし、茶道具にもつい目が行きます。
とにかくお店が多すぎて(その数、260店舗)、頭が混乱。さてさて良い筆筒に巡り会えるでしょうか…。

歌舞伎、紅衣新作展、東京キモノショー、お食事会に水色の小紋で 2017/05/05



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一年振りほどに仕事スケジュールに若干の余裕が出来、連休を満喫しています。
今日は朝から、明治座にて父とデートで花形歌舞伎、その後銀座三越に移動してきものブランド「紅衣」の新作展、日本橋に移動して「東京キモノショー」2回目、最後に浅草に移動して、きもの仲間との食事会…と盛りだくさんの一日でした。
着ていたのは、祖母が染めた小紋。明治座のロビーにて全身を撮ってみました↓
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新緑の頃にふさわしい爽やかな水色。帆船、網干し、そして青海波を描いた型です。一方付けに染めており、付下げ小紋の格。帯に寄った写真がこちらです↓
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明治座は、今月、片岡愛之助さんや中村壱太郎さんが出演の「花形歌舞伎」公演。午前の部の演目は「月形半平太」と「三人連獅子」です。
「月形半平太」は初めて観ましたが、一幕ごとに終わり方にあざといくらいのけれんみを持たせ、それがかっこいい。いい芝居だなと思いました。私も今後物語を書いて行きたいので、非常に参考にもなり。そして華やかな「三人連獅子」は、日々のあれこれが吹き飛ばされ、胸がすくようで。
そう言えば、開演前のロビーでは、藤原紀香さんが挨拶に立たれていました。明るい緑色の色無地に、菖蒲の柄の染め帯。素敵なきもの姿でしたが、撮影禁止だったで公開出来ないのが残念です。
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そして移動した銀座三越で、「紅衣」の新作をチェック。昨年よりスタートした木下紅子さんのきものブランドです。前職の「awai」以来のシンプルスタイル、でも、今の紅子さんが好む、少しのはんなり感が加わったラインナップでした↓
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色数少なくシャープな刺繍でポイントに柄を入れた帯のシリーズは、「言ってみれば"帯の色無地"のように、様々なきものに合わせやすい」とのこと。例えば、おばあちゃん、お母さんから引き継いだ昭和のきもので、ややがちゃがちゃした色合い、柄付けのものたちをこの帯で受けとめ、新たな感覚にまとめ上げる。大きな可能性を秘めたシリーズと言えそうです。
全身「紅衣」スタイルでまとめた紅子さんもご覧ください↓
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「紅衣」新作展は、日本橋三越7階で、9日まで開催。ぜひご自分の目でご覧になって下さい!
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そして日本橋に移動して、「東京キモノショー」2回目。前回は、様々な和装ブランド・和装小物ブランドが出店している「きものマルシェ」のコーナーをゆっくり見ることが出来なかったので、今回はそちらを重点的に。
下のコラージュは、大阪から出店の「ゑびす足袋」さんの商品たち↓
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特に左写真に注目。これからの季節に嬉しい、足の一部だけを包む新作「こたび」が登場。涼しさと、足を守ることとを共存させた優れものの商品です。
赤だけではなく、右写真のように、カラーバリエーションも豊富です。
「こたび」以外にも、写真中上のレース足袋や、中下の「足袋ブラシ」も販売。サボテン繊維を使った極太仕様の足袋ブラシは、私も愛用しています。汚れ落ちに優れているだけではなく、指の爪のマニキュアをはがすことなくがしがしと足袋洗いが出来るところが良いのです☆
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こちらは、京紅型の有名工房「栗山工房」の西田裕子さん(中)と、仕立ての平山留美さんと↓
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裕子さんには、4年前、私が徒手空拳で「江戸着物ファッションショー」という江戸時代の着物姿の再現イベントを主宰した際、大きな大きな助けを頂きました。その数年前に工房が制作された、江戸時代大奥の夏の着物を再現した作品をお貸し出しいただいたのです。今でこそきもの雑誌に寄稿している私ですが、当時は全くの無名の存在(もちろん今でも特に有名ではありませんが)。それなのに、私のことを信頼して、大切な工房の作品を貸してくださった。あの温かい寛大なお気持ちを、大きなご恩として今でも深く感謝しています。
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↑今回の「きものマルシェ」では、その裕子さんが中心となって立ち上げた新ライン「kichizaburo小紋」を中心に出店。これは、ふだん栗山工房が染める絹ではなく、太物、木綿に染めるラインです。
そう、木綿、ということは、ほぼ一年中着られるということ。そして、自宅洗い出来るということ。繰り返し洗いに耐えられる堅牢度の高い染料を選び、染めているということです。しかも裏地を表地の柄のと同色で染めているため、例えば歩いて裾が少しはためくと、八掛を付けているように見える。非常によく考えられたシリーズだと思います。ぜひ現場でご覧になって下さい。

今日もここには書き切れないくらいたくさんの方とお会い出来、お喋りを楽しめた「東京キモノショー」。まだまだ7日まで開催です。皆様ゼヒ足をお運びください。
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そして最後は浅草に移動し、雷門近くの「蔵」で、20名ほどでお食事会。
きもの業界人もいれば、様々な業界で働きながらきものを愛する方もいる、何年もかけて自然発生的につながって来たきもの好き仲間の集まりです。
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↑上の写真は、前菜盛り合わせのお皿。浅草の地元の人がよく集う店ならではの、きりりとした味付けを楽しみながら、わいわいと、本当に楽しい時間でした。じゃんけん大会で博多限定の久原本家の明太ふりかけを頂き、嬉しい♪↓
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ゴールデンウィークも、早くも後半。明けるとまた忙しくなるのですが、久し振りの休暇をしばし満喫したいと思います。


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「クロワッサン」誌「着物の時間」にて、平淑恵さんを取材しました。 2017/05/03



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バタバタしていてご報告が大変遅くなってしまったのですが、「クロワッサン」の「着物の時間」、発売中の号で、女優の平淑恵さんのお着物着こなしと着物ヒストリーを取材しました。
時代劇好きの方には「大岡越前」の妻役で、舞台好きの方には「女の一生」など文学座の数々の名作劇でおなじみの平さん。着物のすべてを、文学座で、看板女優だった杉村春子さんから学んだと語って下さいました。
現在は一人芝居「化粧」を演じている平さん。2時間ほどの劇をたった一人で、周囲にたくさんの人がいることを感じさせるように演じる緊張はどれほどのものか‥考えるだけで気が遠くなります。
撮影は、その「化粧」の、ふだんは入ることの出来ない本番同様に作られた稽古場舞台袖にて行いました。本来なら、この舞台に広がる別の世界を「五月洋子」という役で生きるはずの平さんが、素の表情で立つ、不思議な空気感が面白い写真になっています。
お召しのお着物も、いつもこの連載でタッグを組んでいる着付け師の奥泉智恵さんと「まず型染して糊置きして‥?それから絞り?あれ、でも、蒔糊散らしが先かな?」と延々議論、その後、原稿執筆に当たっては、京都絞り工芸館の職人さんに写真を見て頂き、技法や作業の順など確認を仰いだ凝ったものです。どうぞお楽しみに!
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今号のクロワッサンは「もっと、自分を好きになろう」という大きなテーマ。表紙には相葉雅正紀さんが着物で登場しています。
こちらのスタイリングと着付けは、やはり仲良しの着物スタイリスト・コバヤシクミさんによるもの。こうして着物スタイルが雑誌の表紙を飾ることが、もっともっと普通になっていったらいいなと夢想してしまいます。
「クロワッサンは」、この春創刊40年。今号には特別付録で、瀬戸内寂聴さん、澤地久枝さん、宇野千代さんなど、鮮烈な生き方を貫く・貫いた女性たちの過去の名インタビュー記事をまとめた小冊子が付いています。ぜひ書店でお手に取ってご覧ください!


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本の最終ゲラ引き渡し 2017/05/02



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昨日は私にとってとても大切な日でした。
3年ほどの時間をかけて取り組んで来たノンフィクション小説の最終校正ゲラを、編集者さんにお渡ししたのです。
第一稿を書き上げたのは、昨年のちょうど今頃。それから諸事情で書き直しが続き、また別の諸事情で校正に手間取り…それでもようやく印刷所に入れるところまでにたどり着きました。
上の写真に写っているのが、その最終ゲラ。ところどころにまだ朱字を入れていて、これを出版社の側で反映したものが印刷所に入ります。全部で400ページほど。題は、「歴史を商う」。来月終わりか6月上旬の発売になります。ここには写っていませんが、表紙のデザインもほぼ決定しました。
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夕方、編集者さんが、私の住む吉祥寺まで校正ゲラを取りに来て下さり、カフェにて引き渡しつつ、朱字部分の説明。その後、同じ吉祥寺のビストロ「Hutch」で、二人で打ち上げの食事をしました。ああ、シャンパンが、鴨肉が、細胞の隅々にまで染みわたります。一夜明けた今日、「もう本をやらなくていいんだ」という事実をまだ上手く理解出来ていません。
これまでずっと応援をくださっていた皆様、取材にご協力くださった皆様、長い間本当にありがとうございました。今しばらくだけお待ち頂ければと思います。


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