西端真矢

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業界紙に拙著『歴史を商う』の書評が掲載されました 2017/07/13



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出版業界の業界紙「新文化」に、拙著『歴史を商う』の書評が掲載されました。
どなたが書いてくださったのかは分からないのですが、大変的確に内容をまとめてくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。その方のデスクを訪ねて握手をしたいくらい!
とても嬉しく、下記に一部を抜粋しましたので、良かったらご高覧下さい。()内は私が加えた註です。

「文筆家の著者(つまり、私のこと)は、2014年に同社(版元の雄山閣のこと)から社の歴史を読みもとして書くことを依頼され、1年がかりの取材・調査を経て一冊にまとめた。
同社の歩みはそのまま、近代日本の出版界の歩みに重なる。本書は業界を揺るがせた事件や折々の出来事を丁寧に掬いながら、一方で多くの登場人物の人となりやエピソード、節目に際しての決断などを生き生きと描く。社史であると同時に、長坂家の家族の物語。また、一学術専門出版社の波乱万丈、栄枯盛衰の軌跡から、出版という営為の計り知れない不思議さや魅力が垣間見える」

そう、私が本書で最も伝えたかったのは、最後の一行に書いて頂いていること。
「知りたい」という、人間の根本的な欲望、つまりは知的好奇心を満たす「本」というものを作り上げることの、尽きせぬ喜び。
時代の流れに翻弄され、何度も解散の危機にさらされながらも、ひたすらその喜びに忠実に向かい続けた人々の群像劇を描くことに心血をそそいだので、大変にありがたい書評と受け止めています。
どのような仕事でも、いい時と悪い時があるもの。私も、ブログやSNSに愚痴や怒りの感情をぶちまけるのは好みとするところではないので書くことはありませんが、日々の仕事の中で、何かと落ち込んだり腹が立つことも多く…。それでも、こんなことがあると報われる思いです。また前向きに、次の原稿のことを考え、資料でも読み始めるとしましょうか。

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