西端真矢

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夏に向けて、単衣と絽の誂えに 2026/03/23



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三寒四温の言葉通り、目まぐるしく天気が変わる今日この頃、先日はむら田さんへ、誂え中のきものの確認に伺った。

昨年秋のあき子さんの回顧展に、京都の染色工房「松寿苑」さんが出展されていて、絓引き(しけびき)の反物に一目惚れしてしまった。
きものになじみのない方に少しだけご説明すると、絓引きとは、ジグザグと櫛型をした特殊な刷毛で縞模様を染める技法で、きもの一反分、13メートルを同じ調子で染めていくのはきわめて難しい。
中でも松寿苑さんが得意とするのは、斜めの絓引き。
これを仕立てると、ありきたりではなくしゃれたきものになるな、とその姿がありありと見え、自分の好みそのものだ!と胸が高鳴った。ベージュ色で単衣を、グレーで絽を染めて頂くことにした。

‥‥が、一口にベージュ、グレーと言っても、グラデーションを考えれば無限に近い可能性がある訳で、色の選定が非常に難しい。
更に、白いままの反物に絓引きをすると、「なまなましい線になりがちですよ」とのことで、まず、ごくごく淡い色で地染めをして、その上に絓引きをした方が良いとのこと。

では、その地の色をどのような色で染めればいいのか?本体の線の方は?‥‥と、何度かむら田さんに間に入って頂きながら、色見本帳などを元ににやり取りを交わし、この日、上がって来た試し染めを確認に伺ったのだった。
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結果は、上の写真の通り。
なかなか写真では良さが伝わらないのだけれど、どちらも思い通りの色合いに仕上がっていて、そのまま本番へ進めて頂くことにした。
もう、完成が待ち遠しくて待ち遠しくてたまらない。
今年の初夏から盛夏、初秋まで、この二枚をさまざまに帯を変えながら楽しんでいこうと思う。

この日着たきものの詳細は、近々また同じコーディネイトで外出の予定があるため、その時に。
SNSへのアップデートがまったく追いついていないけれど、復帰したきもの生活を満喫している。