MAYA from West End

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*日記は日本語のみで、翻訳はありませんが、時々全文中国語の日記も書きます。
*日記の写真はデジタルカメラと携帯のカメラで撮影したものであり、作品写真ほどのクオリティはないことをご理解下さい。「本気で写真撮る!」と思わないと良い写真が撮れない性質なのです。

*這本日記基本上用日文寫、沒有中文和英文翻譯。可是不定期以中文來寫日記。請隨性來訪。
*日記的相片都用數碼相機或手機相機來攝影的、所拍的相質稍有出入、請諒解。我一直覺得不是認真的心態絕對拍不出好的東西。
© 2011 Maya Nishihata
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婦人画報デジタル連載「四季の間の折節―千宗屋のしつらえ12か月」六月の回がアップデートされています 2022/06/30



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「婦人画報デジタル」での連載「四季の間の折節――千宗屋のしつらえ12か月」、六月の回がアップデートされています。武者小路千家家元後嗣 千宗屋さんのお話を私がまとめています。

私の体調がいまだ本調子ではなくお知らせが遅くなってしまいました。
六月の今回は、禅画が掛かります。作者は、江戸時代の偉大な禅師、白隠和尚。と言っても、いかにも禅問答風の小難しい一幅ではなく、五人の早乙女が並んで田植えをする微笑ましい風景が描かれています。
そこに千さんが読み解いた白隠和尚のメッセージとは‥?
そして、禅がに対してどのような花入がふさわしいのか‥?
下記のURLよりご高覧ください。
https://www.fujingaho.jp/lifestyle/tea-flower/a40388829/sen-sooku-shikinoma-siturae-220629/

絶食生活三日目に心に浮かぶつれづれ 2022/06/08



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 東京もいよいよ梅雨入りして気圧変化に弱い一群の人々には何とも気の滅入る季節が始まった今週、さらに私は、絶食生活を送っている。
 最今流行の優雅なファスティングなどでは、ない。 
 一昨日6日深夜、突然の腹痛で目覚め、尾籠な話で恐縮だが血便もあり‥‥。朝一番で病院へ駆け込むと、「虚血性大腸炎」と診断された。要は、腸の一部が激しくただれ、出血している状態。CT画像を見ると腸壁と腸壁の隙間?がすっかりつぶれているそうで、先生が「ほら、こんなに一体化しちゃってます」と感慨深げに患部をペンで指していた‥‥。

 この病気は命にかかわることはないものの、体を動かすと振動で傷が広がってしまうし、また、食事をして消化活動が始まると、当然腸が動いてやはり傷が広がってしまう。そのため、とにかく安静に過ごさなければならない。そして3日から1週間ほど、完全に絶食!栄養分と抗生剤は点滴で体に取り入れる‥‥というのが標準の治療だそうだ。
 「数日間入院した方がいい」とも言われたが、私には母の介護があるからそれは出来ないと訴えた。何しろ、看護師さんやヘルパーさんが来てくれる日でも、24時間の滞在ではないのだから、一日最低1回は家族がオムツ替えしなければならない。来ない日は、それが2回か3回。更に食事の準備や介助もあり、これらすべてを父一人にさせることはあまりに負担が大き過ぎる。切々と訴えると、最低限の介護行為だけを行い、あとは静かに寝て過ごすこと‥‥ということで自宅治療のオーケーが出た。
       *
 もちろん、点滴には通わなければならない。毎日午前中に病院へ行き、2時間の点滴。かなりの長時間のはずだが、やはり体内で炎症が起っていて身体が疲れているのだろう、ぐっすり寝ているうちに終わっている。
 病院への行き帰りには、タクシーを使う。何しろ腸が痛いから、数メートルほど以上は続けて歩けない。家から徒歩10分くらいの距離の病院だから近過ぎて運転手さんには申し訳ないけれど、どなたも快く運んでくださる。母が寝たきりになる前、通院付き添いをしていた時も、タクシーの運転手さんには本当に良くしてもらっていた。病人にとってタクシーはなくてはならない頼もしい存在だ、と改めて思う。
       *
 さて、絶食三日目の今日、点滴で栄養を入れているせいか、あるいはまだ腸の痛みがあるせいか、不思議と空腹感はない。
 そして、「食べないと、時間がいっぱいあるな」と実感する。
 何しろふだんなら、どこか外から帰って来るとすぐお茶を入れてお菓子をつまむ。一日家にいる日でも、甘党の私はちょこちょこお茶を入れてお菓子を食べる。もちろん三度三度の食事も取る。その度にお皿を洗うし、食材やお菓子の買い出し、そして調理に時間がかかるのは自明のことだろう。さらに「明日と明後日の夕食には何を、どこで買うのか」「今週は何曜日にどこのお菓子を食べようかナ、そのためには明日の仕事の帰りに**に寄って上生菓子を買って、その後**でビスケットを買って」‥‥と調達の計画をすること自体に実は相当の時間を使っていることに気づかされた。
 食べなければ、これらすべての時間が消滅する。0時間0分。
 どこかのIT企業の社長が「食べることに時間を使うのがもったいない」と、日々サプリメントとウィダーインゼリー的なものだけで生活しているという記事を読んだことがあるが、確かに、食に執着がないなら、そういう生活もいいのかも知れない。人類は食にあまりにも多くの時間を使っている。食に拘束されている。食のことを考えなくていい生活は、魂の開放、食という鎖からの自由!とすら感じる。
       *
 一方で、空腹感こそないものの、「食感」、或いは「味感(あじかん)」とでも言ったらいいのだろうか、そういう何かを求めている自分がいることも実感する。お腹はすいていないけれど、何かが口の中を通った感触がほしい。それも、何でも良い訳ではない。自分が好む味の感触でなければいけない、と切実に思う。
 毎朝食べている気に入りのパンの上に乗った、あの半分溶けかかったチーズのあたたかさ。上生菓子の餡と、その餡を外側から包む練り切り、或いはきんとん部分が舌の上で混ぜ合わさる感触。美味しく炊けた白いお米の一粒一粒の内側からはじき出されて来る熱のかたまり‥‥。それらをむしょうに求めている。

 しかし、今の私に許されているのは、白湯、お茶、スポーツドリンクだけだ。
 番茶の味にもいいかげん飽きてしまったし、スポーツドリンクはどこか薬めいた味がする。そうだ、スポーツドリンクが良いなら、ヤクルトでも大体同じだろう、と、本当はいけないのかも知れないが、こっそり飲んでしまった。
 ヤクルトはふだんから毎日飲んでいる。最近人気のヤクルト1000などの高級ラインよりも、一番安い、標準ヤクルトの味が好きだ。その味の感覚がのどを通過すると、何かが少し満たされた気がする。
 それにしても、三日目でこうなのだから、あと何日我慢出来るだろうか。とりあえず、明日、再び検査を受けて、そこで絶食を終えても良いかどうかの判断が下る。それまでは白湯、お茶、スポーツドリンクの無限ループ。そしてじっと白い皿を眺める。

婦人画報デジタル連載「四季の間の折節 千宗屋のしつらえ12カ月」五月の回が更新されました。 2022/05/30



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「婦人画報デジタル」での連載「四季の間の折節 千宗屋のしつらえ12ヵ月」、千さんのお話を私がまとめています。

今月、二条油小路の床の間には鯉を描いたお軸が掛かります。五月ー端午の節句ー鯉のぼりー鯉。そんな連想がつながる定型のお軸、ではあるのですが、ただ単に水辺を泳ぐ鯉を描いたものではない、と千さんは言います。
では、その心は?
お軸を構成する表具から絵の出自を読み解いていく。しつらえの奥深く細やかな楽しみ方が語られます。どうぞ下記よりご高覧ください。
https://www.fujingaho.jp/lifestyle/tea-flower/a40073608/sen-sooku-shikinoma-siturae-220527/

「クロワッサン」連載「着物の時間」にて伊砂由美子さんの着物物語を取材しました。 2022/05/05



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マガジンハウス「クロワッサン」誌での連載「着物の時間」。今月は、鎌倉で和雑貨店「ぎゃらりー伊砂」を主宰する伊砂由美子さんの着物物語を取材しています。
伊砂さんは、京都で四代続く友禅染職人の家に生まれ、中でも民芸運動の流れを汲んだ父の伊砂利彦さんは、型絵染の第一人者。着物を呼吸して育ったような方です。
そんな伊砂さんが、やがて着物スタイリストとして立つようになった経緯、その後、鎌倉で暮らし、店を持つようになった今、どんな風に着物と関わっているのか。そんなお話と、また、着物コーディネイトの核になるお考えをお聞きしています。
ぜひご高覧ください。

婦人画報デジタル連載『四季の間の折節 千宗屋のしつらえ12か月』四月の回が更新されました 2022/04/29



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「婦人画報デジタル」での連載「四季の間の折節――千宗屋のしつらえ12か月」、四月の回がアップデートされています。武者小路千家家元後嗣 千宗屋さんのお話を私がまとめています。

四月、今年も、京都油小路の広間に桜を描いたお軸が掛かりました。
今年のお軸は、『源氏物語』を画題としたもの。春の挿話である十九帖『絵合』の一場面が描かれています。『源氏物語』全体の中でも最も華やかな帖の一つ。花咲き誇る季節に帝の二人の妃が所有する絵巻物を披露し合います。
いかにも京都の広間に掛けるのにふさわしい一幅ですが、さて、千さんはどんな花入を合わせたのか。その選択により、ただ美しいと花を、雅を愛でる次元から、一気に西行や定家の精神性にまで我々の思考と感情は飛翔していきます。
連載のこれまでのしつらえの中で、私は最も感銘を受けました。キーワードは、「源氏供養」。下記URLよりぜひご高覧ください。
https://www.fujingaho.jp/lifestyle/tea-flower/a39804963/sen-sooku-shikinoma-siturae-220430/?msclkid=308fd29cc7b011ec93c7fda412544502

クロワッサン誌連載「着物の時間」にて君野倫子さんの着物物語を取材しました 2022/04/09



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またまたバタバタしていてお知らせがぎりぎりとなってしまいましたが、発売中のマガジンハウス「クロワッサン」誌での連載「着物の時間」、今月は、君野倫子さんの着物物語を取材しています。
君野さんのお名前は、着物好きの方なら必ず耳にしたことがあると思います。
今は当たり前のものとなった“ふだん着物”や“カジュアル着物”をいち早く実践し、その後は和菓子や手拭い、松本幸四郎さんとの歌舞伎の未来活動(とでも言いましょうか)などなど、個人的な興味を多くの人が楽しめるものに変えていく、一人広告代理店のような存在。
そんな君野さんの近況や、意外にもクラシックな訪問着でのお姿をどうぞお楽しみください。書店では本日まで、その後はネット注文やウェブ購入でご覧頂ければと思います。

「婦人画報デジタル」連載「四季の間の折節――千宗屋のしつらえ12か月」三月の回がアップデートされました。 2022/03/31



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バタバタしていてお知らせが何と最終日になってしまいましたが、「婦人画報デジタル」での連載「四季の間の折節――千宗屋のしつらえ12か月」、三月の回がアップデートされています。

三月は、やはりお軸は雛飾り図。旧暦では、今年は、四月三日が雛の節句ですから、私のこの告知もまだまだ間に合っているというわけです(と言い訳にして‥)。
遠目からは普通の雛飾り図に見えるこのお軸、実はかなり変わった角度から描いていて、そのため、何と紅毛氈の下の木製の台まで見えてしまっているというもの。こんなひねくれた描き方をする絵師はいったい誰なのか‥?
そして、合わせた花入れもまた大変しゃれたもので、千さんが楽しい遊び心を発揮されたしつらえとなっています。ぜひご高覧ください!

「婦人画報デジタル」連載「四季の間の折節――千宗屋のしつらえ12か月」2月の回が更新されました 2022/02/24



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「婦人画報デジタル」での連載「四季の間の折節――千宗屋のしつらえ12か月」、二月の回がアップデートされています。武者小路千家家元後嗣 千宗屋さんのお話を私がまとめています。

先週放送のNHK「英雄たちの選択――利休切腹」へのご出演が話題の千さん。
皆さんご覧になったでしょうか。秀吉の黄金の茶室や楽茶碗などについてのオリジナルなご考察に、広々と視界が開かれていく思いが致しました。
今月の当連載では、その「英雄たちの選択」でも話題にされていた「天神様」のお軸が登場します。
現在、学問の神様、受験の神様として篤い信仰を集める天神様ですが、室町から江戸時代までの人々は我々以上に、いささか過剰とも言える敬愛を寄せていたようなのです。記事中、そんな“過剰天神様愛”の様々なエピソードを千さんが縦横に解説くださるのでぜひお楽しみください。そしてその過剰な愛を寄せていた一人が千利休であり、天神信仰が切腹の通奏低音として響いているようだ‥というところが聞きどころ、いや、読みどころです!
更に‥‥そんな天神様のお軸にふさわしいものとして千さんが択んだ花入に込められた機知が、もう一つの読みどころ。どうぞ楽しくご高覧ください。

クロワッサン連載「着物の時間」にて、講談師神田京子さんの着物物語を取材しました 2022/02/07



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マガジンハウス「クロワッサン」誌での連載「着物の時間」、今月は、講談師の神田京子さんの着物物語を取材しました。
今でこそ神田伯山の人気爆発に端を発して業界全体が大いに盛り上がっている講談界ですが、京子さんが入門した頃は、風前の灯火。しかもそもそも男性の芸だった斯界に飛び込み今や独自の芸風を築いている京子さんのその仕事着とも言え
る着物との関りやいかに‥!と偽講談調で書いてみましたが‥どうぞご高覧ください。
取材後、文化庁芸術祭賞優秀賞、岐阜県芸術奨励を立て続けに受賞、と乗りに乗っていらっしゃり、皆様もどうぞページから運のお裾分けをもらって頂けたら幸いです!

婦人画報デジタル連載「四季の間の折節 千宗屋のしつらえ12か月」一月の回が更新されました 2022/01/26



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「婦人画報デジタル」での連載「四季の間の折節――千宗屋のしつらえ12か月」、正月の回がアップデートされています。武者小路千家家元後嗣 千宗屋さんのお話を私がまとめています。

こちらの連載で迎える二回目のお正月。
今年は、かつてお正月に家々を回って新年を寿いだ門付け芸「万歳」の二人組を描いたお軸がかかります。脇床には、伝統を踏まえながらも現代のリビングにもふさわしい、新しいスタイルのお正月飾り。そして、今年、利休生誕五百年の年に臨む、千さんの強い思いも語られています。ぜひご高覧ください。