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東博「やまと絵展」レビューとグッズ開封、今日の白猫チャミ情報おまけ付き 2023/11/17
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昨日、東京国立博物館の「やまと絵展」へ。
あの広い平成館会場のほぼすべてが名品という発狂寸前怒濤の展示を、半日かけて堪能する。
平安の王朝世界を描いた絵巻物の中で、やはり「源氏物語絵巻」は抜群に上手いのだな、とか、「信貴山縁起絵巻」の線ってこんなにきれいなのか、とか、石山切の料紙のデザイン感覚がここまでミリ単位でしゃれているとは!などなど、比較してみること、実物で見ることで分かることが多々ある。
衝撃を受けたのは、仁和寺所蔵の「僧形八幡神影向図」。
この作品は、私は初見で、そして、私が勉強不足で知らなかっただけなのかも知れないが、日本美術の中でこのような構図を見たことがないし、また、このようにドラマティックな神仏の描き方も、このようにドラマティックな人間と神仏の関係の描き方も見たことがない。激しくショックを受け、立ち尽くす。特異な一枚だと思うし、とにかくかっこいい。かっこいいのだ。
最も愛する作品は二点ある。
国宝の「日月四季山水図屏風」と、展示最後の部屋に出て来る「浜松図屏風」(「浜松図屏風」はこの部屋に二点あるが、鳥がめちゃくちゃ飛びまくっている方)。この二作品に日本美術のすべてが集約されているようにも感じられて、見ていて涙があふれてしまう。
‥‥と、他にも思うこと、感じたことは山ほどあるが、キリがないのでこのくらいにしておく。
そして手術後まだ体調も本調子ではないためくたくたになり、今日は一日家でまったりと過ごした。
実は、ミュージアムショップでぬいぐるみを買って来ていた。「鳥獣戯画」から採った、烏帽子をかぶった白猫人形。相当かわいい。
我が家の愛猫チャミが白猫のため、あなたはまたこうやってものを増やしてどうするつもりなのか?断捨離を進めてるんだよね?という自らが自らに問う激しい叱声を聞きながらも、ぎゅっと握りしめてレジ前の長蛇の列に並んでしまうのだった。(会場、大変混んでいます)
しかし‥‥
ケリケリして遊んでくれたら‥‥
白猫meets白猫のインスタ映え写真が撮れるのでは?‥‥
という淡い期待は猫あるあるで見事に裏切られ、一秒間見つめただけで、ふん、と無視されるのだった‥‥
そして図録のページを行きつ戻りつして余韻に浸る。会期は12月3日まで。ぜひ足を運ばれたい。