西端真矢

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「婦人画報」にて、「夢の学校」企画、3つの夢のレッスンを取材しました。 2017/04/13



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昨日に引き続き、発売中の「婦人画報」5月号で担当したお仕事のご紹介です。
今月号の第一特集「夢の学校」は、え!こんな方に教えて頂けるの?という豪華な講師に、その専門領域を教えて頂いちゃおうという企画。今号で生徒募集をかけ、数か月以内にレッスンが実現されます。取材では、読者の皆様にその内容をお伝えするため、講師になって頂く方にお話を聞いたり、実際のレッスンの様子を再現して頂きました。
私が担当したのは、三つの授業。

☆野村万蔵先生に直接狂言を教えて頂くという、豪華過ぎる「太郎冠者になる狂言教室」は、画家・女優の蜷川有紀さんが体験入学した様子をレポートしています。発声から始まり、野村家所蔵の衣装を着て台詞を言ったり狂言独特の所作を学んだり、本当に豪華です。

☆そしてそして、「高橋真琴先生に習う、少女絵スーパー塗り絵レッスン」。
顔の三分の一ほどもある大きな瞳、その中にきらきら光る星、長いまつ毛、縦ロールの髪…という、少女漫画の女の子像を作り上げたのが、今年八十九歳の高橋真琴先生。その真琴先生に少女絵塗り絵を直接習っちゃおう!という夢のレッスン企画です。
千葉県佐倉市にある先生のご自宅へうかがい、模範作として塗り絵を仕上げて頂く様子をレポートしているのですが、先生が、本当にチャーミングな方で、大ファンになってしまいました。
現在では世界中に熱狂的なファンがいて、毎年開かれる個展では5分で作品が完売してしまうという先生。メーカーとコラボした真琴グッズも売れているので大金持ちのはずなのですが、よれっとしたようなセーターを着て、ご自宅もとても質素で、とにかく絵さえ描いていれば幸せなんだ、ということがひしひしと伝わって来ました。今でも毎日写生をし、画材を試し、作品に向かっているそうです。まさに真の芸術家。大変に大変に心に残る方でした。

☆三つ目の授業は、「一度亡くなってみませんか」というショッキングなタイトルでお送りする、「死の体験旅行」という授業です。
仏教僧侶の浦上哲也さんが主宰するワークショップで、或る日、病院で進行性癌が発見され、死に向かい衰えて行く日々を仮に体験してみる、という内容。現在、数か月に一度ほど行われているこのワークショップを、特別に「婦人画報」読者の皆様のために開催していただきます。
私もこのワークショップに参加して原稿を書いたのですが、他の参加者の中には涙ぐむ人もいました。参加することで、自分にとって本当に大切なものが何かが見えて来る仕掛けになった、とても意義のあるワークショップです。より詳しい内容を、ゼヒ本誌でご高覧頂ければと思います。

これらの授業の他にも、有元葉子さんに習う簡単オーブン料理教室、美しい歩き方レッスン、水墨画を銀閣寺で習う授業等々、夢の授業がいっぱいです。皆様どしどしご応募ください!


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