西端真矢

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久し振りの茶事と新しい数寄屋袋(きものコーデ付き) 2023/05/31



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先週、大切な友人に茶事にお招きを頂きました。
茶事に参加するのは4年か5年ぶりのことで、懐石の頂き方を忘れてしまっているため不安もありましたが、まったくカジュアルではないものの、やや軽めの茶事、とのことで、安心して参加致しました。
友人宅には茶室があるのですが、お子さんが小さいこともあり、今回は青山骨董通り「即今」での茶事。金森宗和流のお家元が運営されている茶室で、「根津嘉一郎が商談の後、スーツからさっと着物に着替えてお茶を点てるように」、現代人が茶の湯を楽しめる茶室というコンセプトを掲げています。
裏の厨房で懐石を頼むことが出来(美味しかった!)、お道具もお軸からお茶碗まですべてが揃っていて好きなものを借りることが出来るそうです。
もちろん、すべて自前のお道具を持ち込んでもOK。お釜や風炉は重量があり運搬が大変ですから、貸してもらえたら助かりますよね。すごい場所が出来たものです。
連客の皆様との会話も楽しく、友人の不昧流のお点前もきりりと美しく、お道具組にもほほうとうならせられ‥。本当に楽しい初夏のひと時でした。
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私のきものは、淡みかん色からグレーへと裾ぼかしに染めた訪問着。左上の、生地に寄った写真のように、目立たないのですが、白上げで流水模様が染め抜かれています。
帯は、先月も締めた河合美術織物の匹田絞り模様の袋帯に、道明の紫×金の笹浪組。淡紫色の綸子地の帯揚げを入れています。
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この日は、新しい数寄屋袋を下ろしました。右下の写真、「染織工芸 むら田」で購入したジャワ更紗の数寄屋袋です。150年ほど前の裂だとのこと。ちょうど口の所に白地の一幅が出るよう仕立てられているのが、さすがはむら田さんのセンス。さりげなく自慢しいの気持ちで手にしておりました。   
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やはりお茶は楽しい!
あまりの自分の不器用さに嫌気がさし、近年、自ら点前することへの情熱はすっかり薄れてしまっているのですが、もっぱらお客道?を楽しむというあり方もあって良いのかなと思っています。