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「美しいキモノ」連載「美の在り処」、今号は青梅の白木屋呉服店店主を訪ねています。 2023/05/26
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「美しいキモノ」夏号が発売になりました。
私の連載「西端真矢が訪ねる 美の在り処」では、今号は、東京青梅の知る人ぞ知るきもの店「白木屋呉服店」店主 根岸文幸さんを訪ねています。
知る人ぞ知る、と書いたのは、きもの好きの間で、根岸さんのブログが静かな注目を集めていたからです。
私自身がその存在に気づいたのは7、8年前ではないかと思うのですが、きものの技法についてネット上で情報を探している時、また、たとえば「松皮菱模様の付下げ、紫色の地色で良い反物がないかな」などと商品の検索をかける時、そのブログに行き着くことがありました。
私がとても好きで、このブログでも採り上げたことのある『悉皆屋幸吉』という、きものの作り手を主人公とした舟橋聖一の小説があるのですが、根岸さんもこの小説のことを採り上げていて嬉しく思ったこともありました。
とにかく、そのブログは、プロっぽいのです。
きもの店店主がきもののプロであるのは当たり前なのですが、それにしても標準を大きく超えている。
技法や服飾史の知識は大学教授並みだし、また、店で仕入れた反物を紹介する時、たとえばそれが千切屋治兵衛のものだったとして、「染めの名門の千切屋治兵衛さんの訪問着。さすがとうなるしかない精緻な筆使いで描かれています」などと記すのが標準のところを、そのずっと先、何と言う名の職人が染めて、その職人の特徴はどこにあるのかまで解説している。
一体この店主は何者なのだろう?――自然と興味をかき立てられていました。
けれどブログには一切プライベートにまつわる記述はなく、顔写真すらない。代わりに自分の分身として、何故か大型のうさぎぬいぐるみを時々登場させているのがまた一癖も二癖もある人格を予感させます。謎めいた店主の核心に触れようと訪ねた記録が、今号の記事となりました。
――インターネットの広大な空間を、うさぎが飛び跳ねている。そう気づいたのはいつだっただろう?
そんな一行から始まります。ぜひご高覧ください。